【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅～有馬温泉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.2％( +0.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2024年)に比べて -8.3％( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 35.0年から -2.1 ％減)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から -1.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。長田駅、山の街駅、箕谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは箕谷駅で昨年に比べ +88.7 ％、単価は 21.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(箕谷駅、長田駅)は +65.9 ％(単価 +7.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(丸山駅、北鈴蘭台駅)は -70.7 ％(単価 -6.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.7 分 → 2025年 7.4 分、-23.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 35.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.6 ％ → 2025年 33.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった箕谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +88.7％( +10.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった丸山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は1.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -75.0％( -5.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄有馬線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湊川駅 | 26.3万/㎡ (37.3年/70.0㎡) | - | 23.8万/㎡ (28.3年/80.0㎡) |
| 長田駅 | 18.2万/㎡ (36.8年/65.7㎡) | 12.7万/㎡ (40.4年/60.6㎡) | 13.8万/㎡ (41.7年/60.0㎡) |
| 丸山駅 | 1.9万/㎡ (39.3年/52.5㎡) | 7.6万/㎡ (32.3年/55.0㎡) | - |
| 鵯越駅 | 5.4万/㎡ (43.8年/60.0㎡) | - | - |
| 鈴蘭台駅 | 15.9万/㎡ (29.8年/71.2㎡) | 16.7万/㎡ (31.3年/68.8㎡) | 15.2万/㎡ (27.1年/80.0㎡) |
| 北鈴蘭台駅 | 4.0万/㎡ (44.3年/80.0㎡) | 11.9万/㎡ (40.3年/76.4㎡) | 6.5万/㎡ (42.3年/73.0㎡) |
| 山の街駅 | 14.8万/㎡ (29.5年/72.5㎡) | 11.4万/㎡ (31.5年/70.0㎡) | 11.6万/㎡ (31.9年/78.3㎡) |
| 箕谷駅 | 21.2万/㎡ (16.3年/80.0㎡) | 11.3万/㎡ (32.8年/92.5㎡) | 18.2万/㎡ (23.3年/78.3㎡) |
| 谷上駅 | - | - | - |
| 花山駅 | 5.1万/㎡ (50.3年/65.0㎡) | 14.1万/㎡ (36.3年/77.5㎡) | 8.6万/㎡ (35.3年/72.5㎡) |
| 大池駅 | - | - | - |
| 神鉄六甲駅 | 8.3万/㎡ (29.3年/60.0㎡) | - | - |
| 唐櫃台駅 | - | - | - |
| 有馬温泉駅 | 11.0万/㎡ (31.1年/61.4㎡) | 16.9万/㎡ (27.1年/54.2㎡) | 8.0万/㎡ (32.3年/52.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
箕谷駅 21.2 万/㎡(昨年同期比 +88.7 ％)
箕谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +88.7％( +10.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 32.8年から -50.4 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 92.5 ㎡から -13.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.8 年 → 2025年 16.3 年、-50.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.0 分 → 2025年 4.0 分、-78.9 ％と大きく減少)
長田駅 18.2 万/㎡(昨年同期比 +43.1 ％)
長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +43.1％( +5.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -22.2％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 40.4年から -8.8 ％減)。平均専有面積は 65.7 ㎡ (昨年 60.6 ㎡から +8.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 ％ → 2025年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.9 分 → 2025年 8.7 分、+26.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 57.1 ％)
丸山駅 1.9 万/㎡(昨年同期比 -75.0 ％)
丸山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は1.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -75.0％( -5.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 32.3年から +21.7 ％増)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から -4.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 16.0 分 → 2025年 14.0 分、-12.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 32.3 年 → 2025年 39.3 年、+21.7 ％と大きく増加)
北鈴蘭台駅 4.0 万/㎡(昨年同期比 -66.3 ％)
北鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -66.3％( -7.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.3年(昨年 40.3年から +9.9 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から +4.7 ％増)。
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 71.4 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示