【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期の神戸電鉄三田線 (五社駅～三田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.9％( +5.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 63 件(１年前(2023年)に比べて -33.7％( -32件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 26.1年から -12.4 ％減)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 80.7 ㎡から -6.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岡場駅、神鉄道場駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神鉄道場駅で昨年に比べ +17.1 ％、単価は 22.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(神鉄道場駅)は +17.1 ％(単価 +3.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(田尾寺駅)は -10.7 ％(単価 -1.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.1 年 → 2024年 22.9 年、-12.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.1 分 → 2024年 7.6 分、-16.8 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 ％ → 2024年 9.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 8.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 4.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.3％( +2.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2023年)に比べて +9.4％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -10.7％( -1.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 神戸電鉄三田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五社駅 | - | 8.8万/㎡ (33.6年/96.2㎡) | 10.6万/㎡ (25.4年/105㎡) |
| 岡場駅 | 17.3万/㎡ (32.5年/86.5㎡) | 15.5万/㎡ (30.8年/87.9㎡) | 11.3万/㎡ (36.5年/81.0㎡) |
| 田尾寺駅 | 13.9万/㎡ (27.9年/77.5㎡) | 15.6万/㎡ (29.5年/85.9㎡) | 14.8万/㎡ (27.1年/83.1㎡) |
| 二郎駅 | - | 11.6万/㎡ (32.8年/95.0㎡) | - |
| 道場南口駅 | - | 12.5万/㎡ (31.3年/80.0㎡) | 15.6万/㎡ (30.5年/90.0㎡) |
| 神鉄道場駅 | 22.7万/㎡ (19.5年/83.0㎡) | 19.4万/㎡ (26.5年/87.9㎡) | 19.6万/㎡ (25.9年/77.9㎡) |
| 横山駅 | - | - | - |
| 三田本町駅 | - | 30.8万/㎡ (28.6年/63.8㎡) | 24.6万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
| 三田駅 | 34.6万/㎡ (17.5年/68.9㎡) | 32.0万/㎡ (18.5年/70.0㎡) | 29.4万/㎡ (19.2年/68.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
神鉄道場駅 22.7 万/㎡(昨年同期比 +17.1 ％)
神鉄道場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +17.1％( +3.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 26.5年から -26.4 ％減)。平均専有面積は 83.0 ㎡ (昨年 87.9 ㎡から -5.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.5 年 → 2024年 19.5 年、-26.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.9 分 → 2024年 3.0 分、-61.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 80.0 ％)
田尾寺駅 13.9 万/㎡(昨年同期比 -10.7 ％)
田尾寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -10.7％( -1.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 29.5年から -5.1 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 85.9 ㎡から -9.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示