【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の山陽新幹線 (新神戸駅～相生駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +6.6％( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 97 件(１年前(2024年)に比べて +14.1％( +12件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 23.9年から +0.3 ％増)。平均専有面積は 67.7 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から +0.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新神戸駅、西明石駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新神戸駅で昨年に比べ +36.4 ％、単価は 65.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新神戸駅)は +36.4 ％(単価 +17.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(姫路駅)は -4.8 ％(単価 -1.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.4 ％ → 2025年 6.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 ％ → 2025年 5.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.7 分 → 2025年 12.6 分、+18.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.6 ％ → 2025年 27.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 ％ → 2025年 2.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +36.4％( +17.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -4.8％( -1.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて +51.4％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 山陽新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新神戸駅 | 65.4万/㎡ (20.2年/57.6㎡) | 48.0万/㎡ (24.7年/64.8㎡) | 54.9万/㎡ (22.2年/49.5㎡) |
| 西明石駅 | 34.1万/㎡ (26.8年/70.0㎡) | 28.2万/㎡ (28.9年/71.1㎡) | 31.1万/㎡ (25.9年/66.9㎡) |
| 姫路駅 | 27.7万/㎡ (24.2年/70.8㎡) | 29.1万/㎡ (19.9年/67.9㎡) | 21.0万/㎡ (24.2年/61.1㎡) |
| 相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新神戸駅 65.4 万/㎡(昨年同期比 +36.4 ％)
新神戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +36.4％( +17.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.2年(昨年 24.7年から -18.3 ％減)。平均専有面積は 57.6 ㎡ (昨年 64.8 ㎡から -11.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.7 年 → 2025年 20.2 年、-18.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.3 分 → 2025年 4.7 分、-25.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 ％ → 2025年 19.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 57.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 ％ → 2025年 47.6 ％)
姫路駅 27.7 万/㎡(昨年同期比 -4.8 ％)
姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -4.8％( -1.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて +51.4％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 19.9年から +21.3 ％増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から +4.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.1 ％ → 2025年 40.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.9 年 → 2025年 24.2 年、+21.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 16.2 分 → 2025年 19.1 分、+17.3 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 3.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 5.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示