この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の大阪モノレール彩都線 (万博記念公園駅~彩都西駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -6.1%( -2.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて +44.4%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 16.8年から +8.6 %増)。平均専有面積は 90.6 ㎡ (昨年 85.8 ㎡から +5.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。豊川駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊川駅で昨年に比べ +19.4 %、単価は 24.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(豊川駅)は +19.4 %(単価 +4.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(彩都西駅)は -11.1 %(単価 -4.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.9 分 → 2024年 7.2 分、-28.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 % → 2024年 15.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 % → 2024年 11.5 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.9 % → 2024年 3.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 % → 2024年 30.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった彩都西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -11.1%( -4.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +38.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +19.4%( +4.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
大阪モノレール彩都線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
万博記念公園駅 | 31.2万/㎡ (30.8年/75.0㎡) | 31.3万/㎡ (36.3年/105㎡) | 30.2万/㎡ (31.8年/81.7㎡) |
公園東口駅 | - | - | 32.9万/㎡ (23.8年/85.0㎡) |
阪大病院前駅 | 28.6万/㎡ (27.5年/90.0㎡) | - | 24.5万/㎡ (23.4年/103㎡) |
豊川駅 | 24.4万/㎡ (32.8年/90.0㎡) | 20.5万/㎡ (33.4年/80.0㎡) | - |
彩都西駅 | 35.0万/㎡ (13.3年/93.3㎡) | 39.4万/㎡ (10.0年/84.2㎡) | 36.2万/㎡ (11.3年/88.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
豊川駅 24.4 万/㎡(昨年同期比 +19.4 %)
豊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +19.4%( +4.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 33.4年から -2.0 %減)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +12.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.3 分 → 2024年 13.0 分、-25.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
彩都西駅 35.0 万/㎡(昨年同期比 -11.1 %)
彩都西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -11.1%( -4.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +38.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 10.0年から +33.3 %増)。平均専有面積は 93.3 ㎡ (昨年 84.2 ㎡から +10.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.0 年 → 2024年 13.3 年、+33.3 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 53.8 % → 2024年 5.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示