【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は84.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +18.9%( +13.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 118 件(1年前(2024年)に比べて +8.3%( +9件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 19.9年から -8.4 %減)。平均専有面積は 54.4 ㎡ (昨年 52.8 ㎡から +3.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。十三駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大阪梅田駅で昨年に比べ +139.6 %、単価は 89.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大阪梅田駅)は +139.6 %(単価 +52.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(神崎川駅)は -32.4 %(単価 -24.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.9 % → 2025年 27.4 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.5 % → 2025年 20.5 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.9 % → 2025年 4.2 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.2 % → 2025年 7.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は99.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.5%( +9.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 69 件(1年前(2024年)に比べて +27.8%( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神崎川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -32.4%( -24.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -29.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 阪急神戸本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪梅田駅 | 89.5万/㎡ (25.1年/60.9㎡) | 37.3万/㎡ (38.0年/63.3㎡) | 52.5万/㎡ (35.8年/56.2㎡) |
| 中津駅 | 99.9万/㎡ (16.1年/57.2㎡) | 90.4万/㎡ (16.1年/56.7㎡) | 76.0万/㎡ (19.6年/57.3㎡) |
| 十三駅 | 60.7万/㎡ (20.4年/34.0㎡) | 47.1万/㎡ (24.7年/51.5㎡) | 54.0万/㎡ (20.5年/35.0㎡) |
| 神崎川駅 | 50.3万/㎡ (17.0年/71.7㎡) | 74.4万/㎡ (12.1年/34.4㎡) | 39.4万/㎡ (23.0年/70.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大阪梅田駅 89.5 万/㎡(昨年同期比 +139.6 %)
大阪梅田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は89.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +139.6%( +52.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて +83.3%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 38.0年から -34.0 %減)。平均専有面積は 60.9 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から -3.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 38.0 年 → 2025年 25.1 年、-34.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 83.3 % → 2025年 36.4 %)
神崎川駅 50.3 万/㎡(昨年同期比 -32.4 %)
神崎川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -32.4%( -24.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -29.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 12.1年から +40.3 %増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 34.4 ㎡から +108.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.8 % → 2025年 41.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 12.1 年 → 2025年 17.0 年、+40.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 5.8 分 → 2025年 6.7 分、+15.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示