
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.6%( +2.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 84 件(1年前(2023年)に比べて -21.5%( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 20.4年から +43.9 %増)。平均専有面積は 58.1 ㎡ (昨年 47.9 ㎡から +21.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。中津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中津駅で昨年に比べ +33.6 %、単価は 100 万円/㎡となった。
上位 1 駅(中津駅)は +33.6 %(単価 +25.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(十三駅)は -27.3 %(単価 -13.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.2 % → 2024年 17.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.3 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.4 年 → 2024年 29.4 年、+43.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.1 % → 2024年 35.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.2 % → 2024年 29.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は100万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +33.6%( +25.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -43.6%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった十三駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -27.3%( -13.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -18.4%( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | 86.9万/㎡ (28.5年/63.1㎡) | 101万/㎡ (18.8年/63.3㎡) | 86.8万/㎡ (21.2年/62.9㎡) |
中津駅 | 100万/㎡ (25.3年/64.5㎡) | 75.0万/㎡ (17.9年/48.0㎡) | 60.8万/㎡ (28.3年/55.1㎡) |
十三駅 | 36.3万/㎡ (35.8年/44.4㎡) | 50.0万/㎡ (23.0年/41.1㎡) | 37.1万/㎡ (36.0年/46.5㎡) |
神崎川駅 | 45.6万/㎡ (21.9年/69.6㎡) | 48.2万/㎡ (16.6年/67.5㎡) | 51.2万/㎡ (11.5年/63.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
中津駅 100.2 万/㎡(昨年同期比 +33.6 %)
中津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は100万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +33.6%( +25.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -43.6%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 17.9年から +41.5 %増)。平均専有面積は 64.5 ㎡ (昨年 48.0 ㎡から +34.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.3 分 → 2024年 5.2 分、-17.0 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 35.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.5 % → 2024年 19.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.9 年 → 2024年 25.3 年、+41.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.9 % → 2024年 29.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 29.0 %)
十三駅 36.3 万/㎡(昨年同期比 -27.3 %)
十三駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -27.3%( -13.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -18.4%( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 23.0年から +55.4 %増)。平均専有面積は 44.4 ㎡ (昨年 41.1 ㎡から +8.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.3 % → 2024年 32.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.0 年 → 2024年 35.8 年、+55.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.2 % → 2024年 41.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示