
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR神戸線 (大阪駅~塚本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は93.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +5.1%( +4.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2024年)に比べて -5.6%( -2件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 15.2年(昨年 18.2年から -16.3 %減)。平均専有面積は 56.0 ㎡ (昨年 56.0 ㎡から +0.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大阪駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは大阪駅で昨年に比べ -9.8 %、単価は 216 万円/㎡となった。
上位 1 駅(塚本駅)は +5.0 %(単価 +2.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大阪駅)は -9.8 %(単価 -23.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 18.2 年 → 2025年 15.2 年、-16.3 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.3 % → 2025年 23.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.1 % → 2025年 20.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 % → 2025年 8.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 19.4 % → 2025年 8.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は216万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.8%( -23.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった塚本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +5.0%( +2.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -10.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
JR神戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪駅 | 216万/㎡ (16.4年/70.0㎡) | 239万/㎡ (15.8年/134㎡) | 141万/㎡ (24.0年/72.5㎡) |
塚本駅 | 61.3万/㎡ (14.9年/52.4㎡) | 58.4万/㎡ (18.6年/40.3㎡) | 45.5万/㎡ (25.6年/36.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
塚本駅 61.3 万/㎡(昨年同期比 +5.0 %)
塚本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +5.0%( +2.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -10.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 18.6年から -20.2 %減)。平均専有面積は 52.4 ㎡ (昨年 40.3 ㎡から +29.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 18.6 年 → 2025年 14.9 年、-20.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 29.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 43.3 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 % → 2025年 7.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 % → 2025年 11.1 %)
大阪駅 215.9 万/㎡(昨年同期比 -9.8 %)
大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は216万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.8%( -23.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 15.8年から +3.8 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 134.2 ㎡から -47.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示