【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅~八瀬比叡山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.3%( +9.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2024年)に比べて +29.0%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 29.6年から -2.4 %減)。平均専有面積は 57.6 ㎡ (昨年 58.1 ㎡から -0.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。出町柳駅、修学院駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは出町柳駅で昨年に比べ +46.9 %、単価は 81.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(出町柳駅)は +46.9 %(単価 +25.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(茶山・京都芸術大学駅)は -2.4 %(単価 -1.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 6.8 分 → 2025年 6.1 分、-10.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 47.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 % → 2025年 7.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 % → 2025年 37.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出町柳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +46.9%( +25.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +9.1%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -2.4%( -1.0万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +11.1%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
| 叡山電鉄本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出町柳駅 | 81.1万/㎡ (26.3年/61.7㎡) | 55.2万/㎡ (31.0年/54.5㎡) | 79.9万/㎡ (27.2年/84.5㎡) |
| 元田中駅 | - | 47.5万/㎡ (26.4年/62.5㎡) | - |
| 茶山・京都芸術大学駅 | 41.6万/㎡ (42.9年/61.5㎡) | 42.6万/㎡ (36.6年/66.7㎡) | 39.6万/㎡ (36.0年/65.4㎡) |
| 一乗寺駅 | 59.4万/㎡ (26.5年/55.8㎡) | 57.5万/㎡ (13.3年/40.0㎡) | 37.5万/㎡ (36.7年/66.7㎡) |
| 修学院駅 | 61.1万/㎡ (15.8年/46.7㎡) | 50.4万/㎡ (24.3年/57.5㎡) | 56.0万/㎡ (18.3年/67.1㎡) |
| 宝ケ池駅 | 53.3万/㎡ (34.0年/75.0㎡) | - | - |
| 八瀬比叡山口駅 | 22.5万/㎡ (37.0年/60.0㎡) | - | 26.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
出町柳駅 81.1 万/㎡(昨年同期比 +46.9 %)
出町柳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +46.9%( +25.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +9.1%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 31.0年から -15.3 %減)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 54.5 ㎡から +13.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 31.0 年 → 2025年 26.3 年、-15.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 16.7 %)
茶山・京都芸術大学駅 41.6 万/㎡(昨年同期比 -2.4 %)
茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -2.4%( -1.0万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +11.1%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 42.9年(昨年 36.6年から +17.4 %増)。平均専有面積は 61.5 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -7.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 36.6 年 → 2025年 42.9 年、+17.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 90.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示