
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅~八瀬比叡山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +24.4%( +12.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.7年(昨年 29.6年から -6.2 %減)。平均専有面積は 59.7 ㎡ (昨年 58.1 ㎡から +2.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。出町柳駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは出町柳駅で昨年に比べ +54.9 %、単価は 85.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(出町柳駅)は +54.9 %(単価 +30.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(茶山・京都芸術大学駅)は -5.4 %(単価 -2.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 48.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 16.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 % → 2025年 38.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出町柳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は85.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +54.9%( +30.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -5.4%( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
叡山電鉄本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
出町柳駅 | 85.5万/㎡ (25.1年/65.9㎡) | 55.2万/㎡ (31.0年/54.5㎡) | 79.9万/㎡ (27.2年/84.5㎡) |
元田中駅 | - | 47.5万/㎡ (26.4年/62.5㎡) | - |
茶山・京都芸術大学駅 | 40.3万/㎡ (42.2年/61.9㎡) | 42.6万/㎡ (36.6年/66.7㎡) | 39.6万/㎡ (36.0年/65.4㎡) |
一乗寺駅 | 59.8万/㎡ (23.8年/59.0㎡) | 57.5万/㎡ (13.3年/40.0㎡) | 37.5万/㎡ (36.7年/66.7㎡) |
修学院駅 | 57.3万/㎡ (15.0年/45.8㎡) | 50.4万/㎡ (24.3年/57.5㎡) | 56.0万/㎡ (18.3年/67.1㎡) |
宝ケ池駅 | - | - | - |
八瀬比叡山口駅 | 28.3万/㎡ (37.0年/60.0㎡) | - | 26.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
出町柳駅 85.5 万/㎡(昨年同期比 +54.9 %)
出町柳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は85.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +54.9%( +30.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.1年(昨年 31.0年から -19.1 %減)。平均専有面積は 65.9 ㎡ (昨年 54.5 ㎡から +20.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 31.0 年 → 2025年 25.1 年、-19.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 % → 2025年 27.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 18.2 %)
茶山・京都芸術大学駅 40.3 万/㎡(昨年同期比 -5.4 %)
茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -5.4%( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 42.2年(昨年 36.6年から +15.2 %増)。平均専有面積は 61.9 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -7.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 6.4 分 → 2025年 5.8 分、-10.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 36.6 年 → 2025年 42.2 年、+15.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 87.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示