
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の阪急嵐山線 (桂駅~嵐山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.8%( +3.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2024年)に比べて -68.5%( -50件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 33.4年から -15.0 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +5.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。松尾大社駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松尾大社駅で昨年に比べ +33.7 %、単価は 26.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(松尾大社駅)は +33.7 %(単価 +6.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上桂駅)は -14.4 %(単価 -4.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 33.4 年 → 2025年 28.4 年、-15.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 11.8 分 → 2025年 9.9 分、-16.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.5 % → 2025年 25.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった嵐山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.0%( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上桂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -14.4%( -4.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -85.7%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
阪急嵐山線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桂駅 | 40.6万/㎡ (17.7年/81.5㎡) | 35.4万/㎡ (25.9年/76.7㎡) | 35.6万/㎡ (25.6年/72.7㎡) |
上桂駅 | 26.2万/㎡ (44.7年/46.7㎡) | 30.6万/㎡ (34.8年/69.0㎡) | 31.9万/㎡ (32.1年/65.8㎡) |
松尾大社駅 | 26.6万/㎡ (35.7年/76.7㎡) | 19.9万/㎡ (42.6年/64.5㎡) | 31.3万/㎡ (29.4年/81.7㎡) |
嵐山駅 | 57.5万/㎡ (20.0年/80.0㎡) | 56.9万/㎡ (35.2年/76.7㎡) | 44.9万/㎡ (26.2年/87.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
松尾大社駅 26.6 万/㎡(昨年同期比 +33.7 %)
松尾大社駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +33.7%( +6.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -55.0%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 42.6年から -16.3 %減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 64.5 ㎡から +18.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 42.6 年 → 2025年 35.7 年、-16.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 % → 2025年 55.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 22.2 %)
上桂駅 26.2 万/㎡(昨年同期比 -14.4 %)
上桂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -14.4%( -4.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -85.7%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.7年(昨年 34.8年から +28.4 %増)。平均専有面積は 46.7 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から -32.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 7.0 分、-30.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 34.8 年 → 2025年 44.7 年、+28.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 % → 2025年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示