この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期のえちぜん鉄道勝山永平寺線 (福井駅~越前新保駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +33.4%( +8.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -21.6%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 24.2年から -18.7 %減)。平均専有面積は 80.5 ㎡ (昨年 62.3 ㎡から +29.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。福井駅、越前開発駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福井駅で昨年に比べ +45.9 %、単価は 36.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(福井駅)は +45.9 %(単価 +11.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新福井駅)は -32.0 %(単価 -9.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 24.2 年 → 2024年 19.7 年、-18.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.1 分 → 2024年 13.2 分、-22.5 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 10.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 67.6 % → 2024年 37.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +45.9%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -26.1%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新福井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -32.0%( -9.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
えちぜん鉄道勝山永平寺線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
福井駅 | 36.7万/㎡ (18.5年/78.8㎡) | 25.1万/㎡ (24.4年/66.1㎡) | 25.5万/㎡ (20.0年/63.1㎡) |
新福井駅 | 20.0万/㎡ (28.3年/60.0㎡) | 29.4万/㎡ (20.0年/85.0㎡) | 18.0万/㎡ (31.8年/55.0㎡) |
福井口駅 | 22.2万/㎡ (23.3年/72.5㎡) | 20.0万/㎡ (26.4年/39.3㎡) | 13.8万/㎡ (26.5年/40.0㎡) |
越前開発駅 | 27.2万/㎡ (20.7年/94.3㎡) | 22.2万/㎡ (23.6年/71.0㎡) | 24.2万/㎡ (20.2年/75.0㎡) |
越前新保駅 | 27.9万/㎡ (18.1年/65.0㎡) | 34.3万/㎡ (12.0年/70.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
福井駅 36.7 万/㎡(昨年同期比 +45.9 %)
福井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +45.9%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -26.1%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 24.4年から -24.0 %減)。平均専有面積は 78.8 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から +19.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.4 年 → 2024年 18.5 年、-24.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 21.3 分 → 2024年 12.6 分、-40.5 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 17.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.4 % → 2024年 35.3 %)
新福井駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -32.0 %)
新福井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -32.0%( -9.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.3年(昨年 20.0年から +41.3 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -29.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.0 年 → 2024年 28.3 年、+41.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 13.0 分、+225.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示