【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期のIRいしかわ鉄道線 (倶利伽羅駅～大聖寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -8.1％( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 50 件(１年前(2024年)に比べて -34.2％( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 26.1年から +3.7 ％増)。平均専有面積は 73.1 ㎡ (昨年 70.9 ㎡から +3.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。西金沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東金沢駅で昨年に比べ +177.5 ％、単価は 37.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(東金沢駅)は +177.5 ％(単価 +23.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(松任駅)は -16.7 ％(単価 -2.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.7 ％ → 2025年 6.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 ％ → 2025年 4.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.2 ％ → 2025年 10.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 60.3 ％ → 2025年 62.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +177.5％( +23.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松任駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -16.7％( -2.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| IRいしかわ鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倶利伽羅駅 | - | - | - |
| 津幡駅 | - | 13.3万/㎡ (30.3年/75.0㎡) | - |
| 森本駅 | - | - | - |
| 東金沢駅 | 37.3万/㎡ (14.8年/87.5㎡) | 13.5万/㎡ (37.9年/64.2㎡) | 31.2万/㎡ (17.3年/81.7㎡) |
| 金沢駅 | 28.9万/㎡ (27.6年/73.6㎡) | 33.4万/㎡ (24.6年/72.1㎡) | 30.0万/㎡ (25.9年/69.3㎡) |
| 西金沢駅 | 31.7万/㎡ (23.3年/60.0㎡) | 25.7万/㎡ (31.3年/70.0㎡) | - |
| 野々市駅 | 22.2万/㎡ (17.3年/90.0㎡) | - | 30.7万/㎡ (18.3年/75.0㎡) |
| 松任駅 | 10.0万/㎡ (30.3年/70.0㎡) | 12.0万/㎡ (34.3年/50.0㎡) | 15.7万/㎡ (33.0年/35.0㎡) |
| 加賀笠間駅 | - | - | 10.8万/㎡ (32.3年/25.0㎡) |
| 小松駅 | 11.0万/㎡ (37.3年/20.0㎡) | 12.0万/㎡ (31.3年/50.0㎡) | 6.8万/㎡ (30.3年/25.0㎡) |
| 粟津駅 | - | - | - |
| 加賀温泉駅 | - | - | - |
| 大聖寺駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東金沢駅 37.3 万/㎡(昨年同期比 +177.5 ％)
東金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +177.5％( +23.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.8年(昨年 37.9年から -61.1 ％減)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 64.2 ㎡から +36.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 37.9 年 → 2025年 14.8 年、-61.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.2 分 → 2025年 6.0 分、-54.5 ％と大きく減少)
松任駅 10.0 万/㎡(昨年同期比 -16.7 ％)
松任駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -16.7％( -2.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.3年(昨年 34.3年から -11.7 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +40.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 34.3 年 → 2025年 30.3 年、-11.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.0 分 → 2025年 12.0 分、+71.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示