【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の北陸新幹線 (加賀温泉駅～金沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -14.0％( -4.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2024年)に比べて -32.8％( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 24.7年から +12.8 ％増)。平均専有面積は 72.4 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から +0.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。小松駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは金沢駅で昨年に比べ -13.6 ％、単価は 28.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小松駅)は -8.3 ％(単価 -1.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(金沢駅)は -13.6 ％(単価 -4.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.1 ％ → 2025年 7.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.4 ％ → 2025年 5.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 24.7 年 → 2025年 27.8 年、+12.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.7 ％ → 2025年 11.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 60.9 ％ → 2025年 65.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -13.6％( -4.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 44 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -8.3％( -1.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 北陸新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加賀温泉駅 | - | - | - |
| 小松駅 | 11.0万/㎡ (37.3年/20.0㎡) | 12.0万/㎡ (31.3年/50.0㎡) | 6.8万/㎡ (30.3年/25.0㎡) |
| 金沢駅 | 28.9万/㎡ (27.6年/73.6㎡) | 33.4万/㎡ (24.6年/72.1㎡) | 30.0万/㎡ (25.9年/69.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小松駅 11.0 万/㎡(昨年同期比 -8.3 ％)
小松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -8.3％( -1.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 37.3年(昨年 31.3年から +19.2 ％増)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から -60.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.0 分 → 2025年 8.0 分、-57.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 31.3 年 → 2025年 37.3 年、+19.2 ％と増加)
金沢駅 28.9 万/㎡(昨年同期比 -13.6 ％)
金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -13.6％( -4.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 44 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 24.6年から +12.3 ％増)。平均専有面積は 73.6 ㎡ (昨年 72.1 ㎡から +2.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.2 ％ → 2025年 7.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 ％ → 2025年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 24.6 年 → 2025年 27.6 年、+12.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 ％ → 2025年 11.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 60.3 ％ → 2025年 64.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示