【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の東京りんかい線 (東雲駅~大崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は159万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +16.9%( +23.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 136 件(1年前(2024年)に比べて -16.6%( -27件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 17.7年から +4.4 %増)。平均専有面積は 63.9 ㎡ (昨年 60.1 ㎡から +6.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。品川シーサイド駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは品川シーサイド駅で昨年に比べ +29.9 %、単価は 149 万円/㎡となった。
上位 1 駅(品川シーサイド駅)は +29.9 %(単価 +34.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東雲駅)は +7.8 %(単価 +9.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 % → 2025年 2.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 52.8 % → 2025年 55.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.6 % → 2025年 25.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は185万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +11.4%( +18.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 43 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東雲駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は130万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.8%( +9.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -28.6%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東京りんかい線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東雲駅 | 130万/㎡ (16.9年/69.0㎡) | 121万/㎡ (11.2年/62.5㎡) | 110万/㎡ (9.6年/72.4㎡) |
| 国際展示場駅 | - | - | 130万/㎡ (4.3年/55.0㎡) |
| 東京テレポート駅 | - | - | - |
| 天王洲アイル駅 | 147万/㎡ (13.8年/67.9㎡) | 130万/㎡ (14.8年/60.5㎡) | 115万/㎡ (14.5年/70.7㎡) |
| 品川シーサイド駅 | 149万/㎡ (13.6年/70.0㎡) | 115万/㎡ (17.2年/69.8㎡) | 100万/㎡ (16.0年/66.2㎡) |
| 大井町駅 | 150万/㎡ (23.4年/55.4㎡) | 131万/㎡ (22.0年/53.2㎡) | 118万/㎡ (21.2年/47.5㎡) |
| 大崎駅 | 185万/㎡ (19.6年/64.7㎡) | 166万/㎡ (17.8年/59.1㎡) | 134万/㎡ (19.5年/61.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
品川シーサイド駅 148.8 万/㎡(昨年同期比 +29.9 %)
品川シーサイド駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は149万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +29.9%( +34.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2024年)に比べて -16.1%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 17.2年から -21.0 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 69.8 ㎡から +0.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.2 年 → 2025年 13.6 年、-21.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 4.9 分 → 2025年 3.7 分、-25.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 64.5 % → 2025年 76.9 %)
東雲駅 130.0 万/㎡(昨年同期比 +7.8 %)
東雲駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は130万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.8%( +9.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -28.6%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 11.2年から +50.7 %増)。平均専有面積は 69.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +10.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 11.2 年 → 2025年 16.9 年、+50.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 % → 2025年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示