【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の京王高尾線 (北野駅～高尾山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.8％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて +8.3％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 34.6年から -9.2 ％減)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 68.2 ㎡から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。めじろ台駅、狭間駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはめじろ台駅で昨年に比べ +35.5 ％、単価は 30.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(めじろ台駅)は +35.5 ％(単価 +7.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北野駅)は -7.8 ％(単価 -2.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 51.4 ％ → 2024年 31.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 ％ → 2024年 28.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.1 分 → 2024年 7.9 分、+12.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 55.3 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 ％ → 2024年 10.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.7％( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった狭間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +23.5％( +4.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 京王高尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北野駅 | 32.0万/㎡ (27.2年/73.8㎡) | 34.7万/㎡ (31.8年/61.4㎡) | 31.5万/㎡ (29.9年/57.7㎡) |
| 京王片倉駅 | - | - | - |
| 山田駅 | 12.4万/㎡ (46.8年/63.3㎡) | - | 17.8万/㎡ (44.8年/55.0㎡) |
| めじろ台駅 | 30.3万/㎡ (33.3年/67.0㎡) | 22.4万/㎡ (36.6年/71.5㎡) | 17.1万/㎡ (32.7年/84.4㎡) |
| 狭間駅 | 25.9万/㎡ (34.6年/66.2㎡) | 20.9万/㎡ (43.7年/66.7㎡) | 25.8万/㎡ (41.2年/61.2㎡) |
| 高尾駅 | 41.2万/㎡ (25.4年/67.5㎡) | 43.7万/㎡ (25.5年/71.0㎡) | 25.9万/㎡ (39.5年/68.8㎡) |
| 高尾山口駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
めじろ台駅 30.3 万/㎡(昨年同期比 +35.5 ％)
めじろ台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +35.5％( +7.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 36.6年から -9.0 ％減)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から -6.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
北野駅 32.0 万/㎡(昨年同期比 -7.8 ％)
北野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -7.8％( -2.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +85.7％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 31.8年から -14.5 ％減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 61.4 ㎡から +20.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.8 年 → 2024年 27.2 年、-14.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 7.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.9 分 → 2024年 9.0 分、+85.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 84.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示