【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の西武多摩湖線 (国分寺駅～多摩湖駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +10.6％( +7.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2024年)に比べて -1.9％( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 24.2年から -10.4 ％減)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 63.2 ㎡から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。国分寺駅、萩山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは萩山駅で昨年に比べ +54.6 ％、単価は 41.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(萩山駅)は +54.6 ％(単価 +14.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(一橋学園駅)は +10.3 ％(単価 +3.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.2 年 → 2025年 21.6 年、-10.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 7.3 分 → 2025年 6.1 分、-16.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.4 ％ → 2025年 32.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 49.0 ％ → 2025年 31.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.7 ％ → 2025年 17.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は105万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +25.6％( +21.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2024年)に比べて -21.6％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +12.4％( +4.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 西武多摩湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国分寺駅 | 105万/㎡ (17.7年/61.0㎡) | 83.3万/㎡ (22.7年/61.4㎡) | 75.4万/㎡ (23.2年/55.7㎡) |
| 一橋学園駅 | 42.1万/㎡ (26.0年/72.5㎡) | 38.1万/㎡ (27.5年/67.8㎡) | 40.8万/㎡ (24.9年/68.3㎡) |
| 青梅街道駅 | - | - | - |
| 萩山駅 | 41.4万/㎡ (24.0年/67.9㎡) | 26.8万/㎡ (34.3年/65.0㎡) | 37.9万/㎡ (26.5年/63.0㎡) |
| 八坂駅 | 38.5万/㎡ (28.5年/56.2㎡) | 34.3万/㎡ (25.0年/68.8㎡) | 42.2万/㎡ (21.9年/60.0㎡) |
| 武蔵大和駅 | 23.3万/㎡ (49.3年/60.0㎡) | - | 40.0万/㎡ (25.3年/55.0㎡) |
| 多摩湖駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
萩山駅 41.4 万/㎡(昨年同期比 +54.6 ％)
萩山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +54.6％( +14.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +250.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 34.3年から -30.0 ％減)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +4.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 34.3 年 → 2025年 24.0 年、-30.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 5.0 分 → 2025年 4.4 分、-11.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 57.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
一橋学園駅 42.1 万/㎡(昨年同期比 +10.3 ％)
一橋学園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +10.3％( +3.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて +11.1％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 27.5年から -5.5 ％減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 67.8 ㎡から +7.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 88.9 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.2 分 → 2025年 11.6 分、+60.6 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 30.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示