【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期の東武大師線 (西新井駅～大師前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -0.6％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 108 件(１年前(2023年)に比べて +16.1％( +15件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 21.6年から +14.5 ％増)。平均専有面積は 56.5 ㎡ (昨年 61.2 ㎡から -7.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大師前駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大師前駅で昨年に比べ +7.6 ％、単価は 55.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大師前駅)は +7.6 ％(単価 +3.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西新井駅)は -5.9 ％(単価 -3.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.5 ％ → 2024年 12.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 ％ → 2024年 2.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 21.6 年 → 2024年 24.8 年、+14.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.6 ％ → 2024年 20.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.5 ％ → 2024年 27.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.9％( -3.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 67 件(１年前(2023年)に比べて +24.1％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大師前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.6％( +3.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 41 件(１年前(2023年)に比べて +5.1％( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
| 東武大師線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西新井駅 | 61.7万/㎡ (24.4年/60.7㎡) | 65.6万/㎡ (18.4年/66.6㎡) | 58.0万/㎡ (19.7年/68.2㎡) |
| 大師前駅 | 55.8万/㎡ (25.5年/49.6㎡) | 51.9万/㎡ (26.4年/53.8㎡) | 48.6万/㎡ (26.9年/53.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大師前駅 55.8 万/㎡(昨年同期比 +7.6 ％)
大師前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.6％( +3.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 41 件(１年前(2023年)に比べて +5.1％( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 26.4年から -3.2 ％減)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 53.8 ㎡から -7.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 ％ → 2024年 14.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.2 ％ → 2024年 24.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.1 ％ → 2024年 7.5 ％)
西新井駅 61.7 万/㎡(昨年同期比 -5.9 ％)
西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.9％( -3.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 67 件(１年前(2023年)に比べて +24.1％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 18.4年から +32.7 ％増)。平均専有面積は 60.7 ㎡ (昨年 66.6 ㎡から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 10.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.9 ％ → 2024年 4.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.4 年 → 2024年 24.4 年、+32.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.5 ％ → 2024年 21.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.8 ％ → 2024年 27.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示