【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期の京成成田空港線 (東松戸駅～成田空港駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +18.0％( +5.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 58 件(１年前(2023年)に比べて +1.8％( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 22.6年から -2.4 ％減)。平均専有面積は 87.9 ㎡ (昨年 85.4 ㎡から +3.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東松戸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東松戸駅で昨年に比べ +38.8 ％、単価は 51.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(東松戸駅)は +38.8 ％(単価 +14.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(千葉ニュータウン中央駅)は +9.9 ％(単価 +2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.6 ％ → 2024年 29.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.5 ％ → 2024年 8.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.6 ％ → 2024年 5.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +38.8％( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +22.2％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった印旛日本医大駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +19.6％( +4.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 京成成田空港線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東松戸駅 | 51.0万/㎡ (19.6年/64.5㎡) | 36.7万/㎡ (26.4年/72.8㎡) | 41.8万/㎡ (15.8年/72.9㎡) |
| 新鎌ケ谷駅 | 26.7万/㎡ (17.5年/75.0㎡) | - | 44.0万/㎡ (17.5年/75.0㎡) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 31.1万/㎡ (22.7年/94.7㎡) | 28.3万/㎡ (22.0年/88.0㎡) | 28.7万/㎡ (19.8年/89.5㎡) |
| 印旛日本医大駅 | 29.3万/㎡ (24.5年/75.0㎡) | 24.5万/㎡ (21.2年/83.3㎡) | 26.5万/㎡ (15.5年/83.3㎡) |
| 成田湯川駅 | - | - | - |
| 成田空港駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東松戸駅 51.0 万/㎡(昨年同期比 +38.8 ％)
東松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +38.8％( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +22.2％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 26.4年から -25.7 ％減)。平均専有面積は 64.5 ㎡ (昨年 72.8 ㎡から -11.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.4 年 → 2024年 19.6 年、-25.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.6 分 → 2024年 5.4 分、-28.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 80.0 ％)
千葉ニュータウン中央駅 31.1 万/㎡(昨年同期比 +9.9 ％)
千葉ニュータウン中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +9.9％( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 44 件(１年前(2023年)に比べて -2.2％( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 22.0年から +3.1 ％増)。平均専有面積は 94.7 ㎡ (昨年 88.0 ㎡から +7.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.0 ％ → 2024年 11.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 51.1 ％ → 2024年 55.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示