
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期の秩父本線 (羽生駅~石原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -5.6%( -1.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 54 件(1年前(2023年)に比べて -26.0%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 27.5年から -0.6 %減)。平均専有面積は 65.5 ㎡ (昨年 62.3 ㎡から +5.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。熊谷駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは上熊谷駅で昨年に比べ -34.1 %、単価は 8.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熊谷駅)は -3.1 %(単価 -0.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上熊谷駅)は -34.1 %(単価 -4.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.1 分 → 2024年 8.9 分、-19.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 % → 2024年 24.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 % → 2024年 5.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 52.2 % → 2024年 60.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.0 % → 2024年 15.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.1%( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 47 件(1年前(2023年)に比べて -23.0%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった行田市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -30.5%( -3.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
秩父本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
羽生駅 | - | 24.4万/㎡ (17.1年/68.3㎡) | 9.7万/㎡ (33.3年/75.0㎡) |
行田市駅 | 7.8万/㎡ (31.5年/67.5㎡) | 11.2万/㎡ (30.8年/72.5㎡) | 11.2万/㎡ (0年/80.0㎡) |
熊谷駅 | 23.5万/㎡ (25.9年/65.9㎡) | 24.3万/㎡ (27.0年/63.0㎡) | 21.9万/㎡ (25.5年/66.5㎡) |
上熊谷駅 | 8.4万/㎡ (42.2年/61.0㎡) | 12.8万/㎡ (33.8年/31.7㎡) | 10.7万/㎡ (35.4年/47.5㎡) |
石原駅 | - | 12.6万/㎡ (35.4年/66.2㎡) | 7.2万/㎡ (47.4年/51.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熊谷駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 -3.1 %)
熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.1%( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 47 件(1年前(2023年)に比べて -23.0%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 27.0年から -4.0 %減)。平均専有面積は 65.9 ㎡ (昨年 63.0 ㎡から +4.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.9 分 → 2024年 9.8 分、-17.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 % → 2024年 16.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 % → 2024年 6.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 49.2 % → 2024年 59.6 %)
上熊谷駅 8.4 万/㎡(昨年同期比 -34.1 %)
上熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -34.1%( -4.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.2年(昨年 33.8年から +24.8 %増)。平均専有面積は 61.0 ㎡ (昨年 31.7 ㎡から +92.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.0 分 → 2024年 4.2 分、-16.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 33.8 年 → 2024年 42.2 年、+24.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示