
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR上越線 (高崎駅~水上駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -14.7%( -4.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 31 件(1年前(2024年)に比べて +10.7%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 21.3年から +27.2 %増)。平均専有面積は 65.5 ㎡ (昨年 61.8 ㎡から +6.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎問屋町駅、新前橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新前橋駅で昨年に比べ +31.2 %、単価は 15.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新前橋駅)は +31.2 %(単価 +3.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(高崎駅)は -25.1 %(単価 -10.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.7 % → 2025年 19.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 % → 2025年 6.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 21.3 年 → 2025年 27.1 年、+27.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 % → 2025年 12.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 39.3 % → 2025年 48.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -25.1%( -10.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて +17.6%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +31.2%( +3.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR上越線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高崎駅 | 31.6万/㎡ (25.4年/71.0㎡) | 42.2万/㎡ (16.1年/68.8㎡) | 34.4万/㎡ (20.4年/73.8㎡) |
高崎問屋町駅 | 30.4万/㎡ (24.0年/76.0㎡) | 24.4万/㎡ (25.2年/78.0㎡) | - |
井野駅 | 11.2万/㎡ (34.0年/50.0㎡) | - | 13.0万/㎡ (32.0年/52.5㎡) |
新前橋駅 | 15.8万/㎡ (34.8年/35.0㎡) | 12.1万/㎡ (33.0年/28.3㎡) | 10.3万/㎡ (32.5年/37.5㎡) |
群馬総社駅 | - | - | - |
上牧駅 | 3.0万/㎡ (40.0年/40.0㎡) | - | - |
水上駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新前橋駅 15.8 万/㎡(昨年同期比 +31.2 %)
新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +31.2%( +3.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 33.0年から +5.3 %増)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 28.3 ㎡から +23.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 16.2 分 → 2025年 21.2 分、+31.4 %と大きく増加)
高崎駅 31.6 万/㎡(昨年同期比 -25.1 %)
高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -25.1%( -10.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて +17.6%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 16.1年から +58.2 %増)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から +3.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 % → 2025年 10.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.1 年 → 2025年 25.4 年、+58.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.5 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示