【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR両毛線 (新前橋駅~桐生駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +18.9%( +4.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2024年)に比べて -41.4%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 24.3年から -15.8 %減)。平均専有面積は 71.8 ㎡ (昨年 61.1 ㎡から +17.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。新前橋駅、桐生駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊勢崎駅で昨年に比べ +202.7 %、単価は 12.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(伊勢崎駅)は +202.7 %(単価 +8.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(前橋駅)は +7.8 %(単価 +2.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.3 年 → 2025年 20.5 年、-15.8 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.4 % → 2025年 9.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 41.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.7 % → 2025年 12.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.8%( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2024年)に比べて -31.4%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +202.7%( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR両毛線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新前橋駅 | 14.3万/㎡ (35.9年/44.0㎡) | 12.8万/㎡ (34.9年/31.2㎡) | 12.4万/㎡ (34.5年/39.1㎡) |
| 前橋駅 | 31.1万/㎡ (17.7年/78.1㎡) | 28.8万/㎡ (20.4年/70.7㎡) | 21.4万/㎡ (24.8年/70.3㎡) |
| 前橋大島駅 | - | 11.8万/㎡ (32.5年/55.0㎡) | 13.6万/㎡ (31.8年/55.0㎡) |
| 伊勢崎駅 | 12.7万/㎡ (17.3年/55.0㎡) | 4.2万/㎡ (36.6年/50.0㎡) | 9.8万/㎡ (30.8年/58.8㎡) |
| 国定駅 | - | - | - |
| 桐生駅 | 24.0万/㎡ (18.3年/72.5㎡) | 21.6万/㎡ (16.4年/76.7㎡) | 23.5万/㎡ (21.0年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
伊勢崎駅 12.7 万/㎡(昨年同期比 +202.7 %)
伊勢崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +202.7%( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 36.6年から -52.8 %減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +10.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.6 年 → 2025年 17.3 年、-52.8 %と大きく減少)
前橋駅 31.1 万/㎡(昨年同期比 +7.8 %)
前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.8%( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2024年)に比べて -31.4%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 20.4年から -13.2 %減)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 70.7 ㎡から +10.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 20.4 年 → 2025年 17.7 年、-13.2 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.7 % → 2025年 13.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 11.7 分 → 2025年 13.8 分、+18.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 41.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示