【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の関東鉄道常総線 (取手駅～下館駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -15.7％( -4.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2024年)に比べて -35.0％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 25.5年から +12.7 ％増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から -0.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。取手駅、小絹駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは取手駅で昨年に比べ +48.3 ％、単価は 23.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(取手駅)は +48.3 ％(単価 +7.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(戸頭駅)は -56.8 ％(単価 -5.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 ％ → 2025年 7.7 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 19.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.5 年 → 2025年 28.7 年、+12.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.5 ％ → 2025年 38.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった守谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +5.1％( +2.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -73.7％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -56.8％( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 関東鉄道常総線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 取手駅 | 23.4万/㎡ (32.0年/70.0㎡) | 15.8万/㎡ (36.8年/66.9㎡) | 17.2万/㎡ (30.6年/66.2㎡) |
| 西取手駅 | - | - | - |
| 寺原駅 | 15.0万/㎡ (34.3年/80.0㎡) | - | 7.5万/㎡ (34.8年/62.5㎡) |
| 新取手駅 | - | - | - |
| ゆめみ野駅 | - | 20.0万/㎡ (28.3年/70.0㎡) | 18.1万/㎡ (27.3年/72.0㎡) |
| 稲戸井駅 | 13.2万/㎡ (27.3年/60.0㎡) | - | - |
| 戸頭駅 | 4.2万/㎡ (49.3年/70.0㎡) | 9.8万/㎡ (45.1年/62.5㎡) | 5.0万/㎡ (44.6年/71.7㎡) |
| 南守谷駅 | - | - | - |
| 守谷駅 | 51.6万/㎡ (10.9年/87.0㎡) | 49.1万/㎡ (11.6年/81.3㎡) | 44.1万/㎡ (11.7年/83.1㎡) |
| 新守谷駅 | - | - | 27.4万/㎡ (16.3年/73.3㎡) |
| 小絹駅 | 16.9万/㎡ (28.3年/75.0㎡) | 12.0万/㎡ (22.3年/100㎡) | - |
| 下館駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
取手駅 23.4 万/㎡(昨年同期比 +48.3 ％)
取手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +48.3％( +7.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて +7.7％( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 36.8年から -13.1 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 66.9 ㎡から +4.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 36.8 年 → 2025年 32.0 年、-13.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 12.8 分 → 2025年 11.4 分、-11.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 35.7 ％)
戸頭駅 4.2 万/㎡(昨年同期比 -56.8 ％)
戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -56.8％( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.3年(昨年 45.1年から +9.2 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +12.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.5 分 → 2025年 11.0 分、+29.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 83.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示