
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR根室本線 (滝川駅~釧路駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +53.0%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2024年)に比べて -79.1%( -72件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 33.1年から -21.3 %減)。平均専有面積は 67.6 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から -4.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。平岸駅、帯広駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは帯広駅で昨年に比べ +48.9 %、単価は 34.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(帯広駅)は +48.9 %(単価 +11.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(釧路駅)は -36.3 %(単価 -4.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 33.1 年 → 2025年 26.0 年、-21.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.2 分 → 2025年 6.1 分、-34.1 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.7 % → 2025年 21.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 51.1 % → 2025年 31.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.7 % → 2025年 11.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.9 % → 2025年 27.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった帯広駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +48.9%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -72.7%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった釧路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -36.3%( -4.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -92.3%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR根室本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
滝川駅 | - | 10.0万/㎡ (34.8年/85.0㎡) | - |
平岸駅 | 30.1万/㎡ (27.7年/63.9㎡) | 20.5万/㎡ (35.8年/70.8㎡) | 27.0万/㎡ (29.1年/71.3㎡) |
帯広駅 | 34.4万/㎡ (11.0年/78.3㎡) | 23.1万/㎡ (24.2年/73.6㎡) | 19.0万/㎡ (26.2年/71.2㎡) |
札内駅 | - | - | 4.0万/㎡ (41.8年/75.0㎡) |
釧路駅 | 8.4万/㎡ (37.0年/77.5㎡) | 13.2万/㎡ (30.6年/69.0㎡) | 9.3万/㎡ (32.2年/69.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
帯広駅 34.4 万/㎡(昨年同期比 +48.9 %)
帯広駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +48.9%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -72.7%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 24.2年から -54.5 %減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 73.6 ㎡から +6.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.2 年 → 2025年 11.0 年、-54.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.7 分 → 2025年 8.0 分、-45.5 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 66.7 %)
釧路駅 8.4 万/㎡(昨年同期比 -36.3 %)
釧路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -36.3%( -4.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -92.3%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 30.6年から +21.0 %増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から +12.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.6 分 → 2025年 9.0 分、-54.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 30.6 年 → 2025年 37.0 年、+21.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 79.2 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示