
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR千歳線 (千歳駅~白石駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -18.6%( -4.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2024年)に比べて -75.2%( -121件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.9年(昨年 28.5年から +12.3 %増)。平均専有面積は 76.1 ㎡ (昨年 75.9 ㎡から +0.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。千歳駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは千歳駅で昨年に比べ +48.8 %、単価は 16.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(千歳駅、北広島駅)は +27.2 %(単価 +3.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(恵庭駅、上野幌駅)は -51.8 %(単価 -8.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.1 % → 2025年 18.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 28.5 年 → 2025年 31.9 年、+12.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.9 % → 2025年 77.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 21.6 % → 2025年 15.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新札幌駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.2%( -2.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった恵庭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -70.9%( -11.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -85.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR千歳線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千歳駅 | 16.3万/㎡ (29.8年/70.0㎡) | 11.0万/㎡ (29.8年/72.1㎡) | 16.8万/㎡ (30.6年/58.0㎡) |
恵庭駅 | 4.6万/㎡ (43.0年/65.0㎡) | 15.9万/㎡ (32.4年/77.9㎡) | 15.6万/㎡ (33.6年/75.0㎡) |
島松駅 | - | - | 6.9万/㎡ (32.5年/100㎡) |
北広島駅 | 18.1万/㎡ (27.6年/91.0㎡) | 17.2万/㎡ (27.6年/90.5㎡) | 15.9万/㎡ (27.3年/89.2㎡) |
上野幌駅 | 9.7万/㎡ (33.0年/75.0㎡) | 14.5万/㎡ (28.9年/100㎡) | 18.6万/㎡ (29.0年/82.5㎡) |
新札幌駅 | 22.9万/㎡ (45.0年/70.0㎡) | 24.9万/㎡ (30.5年/82.5㎡) | 27.9万/㎡ (32.5年/81.7㎡) |
平和駅 | - | 13.6万/㎡ (34.7年/68.3㎡) | 16.8万/㎡ (30.3年/77.5㎡) |
白石駅 | 19.0万/㎡ (32.1年/75.0㎡) | 24.7万/㎡ (27.9年/74.5㎡) | 23.6万/㎡ (28.6年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
千歳駅 16.3 万/㎡(昨年同期比 +48.8 %)
千歳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +48.8%( +5.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -71.4%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 29.8年から -0.2 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 72.1 ㎡から -3.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 40.0 分 → 2025年 6.5 分、-83.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 85.7 % → 2025年 100.0 %)
北広島駅 18.1 万/㎡(昨年同期比 +5.6 %)
北広島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +5.6%( +1.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 27.6年から -0.0 %減)。平均専有面積は 91.0 ㎡ (昨年 90.5 ㎡から +0.6 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.3 分 → 2025年 15.5 分、+257.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
恵庭駅 4.6 万/㎡(昨年同期比 -70.9 %)
恵庭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -70.9%( -11.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -85.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 32.4年から +32.7 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 77.9 ㎡から -16.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 32.4 年 → 2025年 43.0 年、+32.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.3 分 → 2025年 9.0 分、+70.3 %と大きく増加)
上野幌駅 9.7 万/㎡(昨年同期比 -32.7 %)
上野幌駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -32.7%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 28.9年から +14.3 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 100.0 ㎡から -25.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 39.5 分 → 2025年 15.0 分、-62.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 28.9 年 → 2025年 33.0 年、+14.3 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示