
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR山陰本線 (鳥取駅~米子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.5%( +2.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -80.6%( -54件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 20.4年から -12.5 %減)。平均専有面積は 75.8 ㎡ (昨年 69.5 ㎡から +9.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。米子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは米子駅で昨年に比べ +24.2 %、単価は 19.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(米子駅)は +24.2 %(単価 +3.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東山公園駅)は -22.3 %(単価 -7.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 20.4 年 → 2025年 17.9 年、-12.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.4 分 → 2025年 10.1 分、-45.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.5 % → 2025年 7.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.0%( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -78.6%( -33件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +24.2%( +3.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -90.5%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鳥取駅 | 27.5万/㎡ (16.5年/75.6㎡) | 27.2万/㎡ (18.3年/76.1㎡) | 27.4万/㎡ (17.7年/77.3㎡) |
湖山駅 | 25.7万/㎡ (18.0年/70.0㎡) | 30.0万/㎡ (16.8年/60.0㎡) | 25.3万/㎡ (15.0年/75.0㎡) |
鳥取大学前駅 | - | 9.0万/㎡ (33.3年/20.0㎡) | - |
大山口駅 | - | - | - |
東山公園駅 | 25.9万/㎡ (18.0年/85.0㎡) | 33.3万/㎡ (6.4年/75.0㎡) | - |
米子駅 | 19.3万/㎡ (24.0年/75.0㎡) | 15.5万/㎡ (27.5年/58.6㎡) | 20.9万/㎡ (22.2年/63.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米子駅 19.3 万/㎡(昨年同期比 +24.2 %)
米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +24.2%( +3.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -90.5%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 27.5年から -12.6 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 58.6 ㎡から +28.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 27.5 年 → 2025年 24.0 年、-12.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 36.0 分 → 2025年 7.0 分、-80.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.3 % → 2025年 50.0 %)
東山公園駅 25.9 万/㎡(昨年同期比 -22.3 %)
東山公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -22.3%( -7.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 6.4年から +182.2 %増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +13.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 6.4 年 → 2025年 18.0 年、+182.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.0 分 → 2025年 21.0 分、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示