【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のJR山陰本線 (鳥取駅～米子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -17.3％( -4.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +21.4％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 17.1年から +31.1 ％増)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から -0.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。米子駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは鳥取駅で昨年に比べ -19.9 ％、単価は 23.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(米子駅)は -5.8 ％(単価 -1.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(鳥取駅)は -19.9 ％(単価 -5.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 17.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.1 年 → 2024年 22.4 年、+31.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 15.1 分 → 2024年 16.6 分、+10.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 11.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -19.9％( -5.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.8％( -1.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鳥取駅 | 23.7万/㎡ (20.7年/77.0㎡) | 29.6万/㎡ (14.5年/76.5㎡) | 28.5万/㎡ (17.1年/65.0㎡) |
| 湖山駅 | 30.0万/㎡ (16.8年/60.0㎡) | - | - |
| 鳥取大学前駅 | - | - | - |
| 大山口駅 | - | - | - |
| 東山公園駅 | - | - | - |
| 米子駅 | 17.4万/㎡ (26.3年/63.3㎡) | 18.5万/㎡ (30.3年/60.0㎡) | 17.8万/㎡ (19.8年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米子駅 17.4 万/㎡(昨年同期比 -5.8 ％)
米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.8％( -1.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 30.3年から -13.2 ％減)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +5.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 30.3 年 → 2024年 26.3 年、-13.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 16.7 ％)
鳥取駅 23.7 万/㎡(昨年同期比 -19.9 ％)
鳥取駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -19.9％( -5.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.7年(昨年 14.5年から +42.9 ％増)。平均専有面積は 77.0 ㎡ (昨年 76.5 ㎡から +0.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 ％ → 2024年 10.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.5 年 → 2024年 20.7 年、+42.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示