【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の高松琴平電鉄琴平線 (高松築港駅～琴電琴平駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +13.8％( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 52 件(１年前(2024年)に比べて -54.4％( -62件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 21.1年から -17.1 ％減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から -1.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。瓦町駅、三条駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三条駅で昨年に比べ +86.9 ％、単価は 37.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(三条駅、瓦町駅)は +57.6 ％(単価 +12.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(片原町駅、栗林公園駅)は -36.1 ％(単価 -10.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 21.1 年 → 2025年 17.5 年、-17.1 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.4 ％ → 2025年 16.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 52.3 ％ → 2025年 46.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.3 ％ → 2025年 1.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.3 ％ → 2025年 6.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三条駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +86.9％( +17.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -61.1％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった片原町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -50.7％( -15.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 高松琴平電鉄琴平線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松築港駅 | - | - | - |
| 片原町駅 | 14.6万/㎡ (31.5年/30.0㎡) | 29.7万/㎡ (20.5年/61.9㎡) | 21.2万/㎡ (26.8年/62.6㎡) |
| 瓦町駅 | 36.2万/㎡ (16.8年/69.1㎡) | 28.2万/㎡ (22.6年/54.2㎡) | 31.1万/㎡ (15.9年/77.2㎡) |
| 栗林公園駅 | 21.1万/㎡ (26.4年/74.4㎡) | 26.8万/㎡ (22.8年/77.4㎡) | 27.1万/㎡ (22.5年/69.4㎡) |
| 三条駅 | 37.9万/㎡ (7.0年/68.6㎡) | 20.3万/㎡ (23.9年/74.4㎡) | 26.1万/㎡ (16.7年/78.9㎡) |
| 伏石駅 | 28.7万/㎡ (13.4年/80.0㎡) | 24.3万/㎡ (17.7年/77.3㎡) | 25.7万/㎡ (16.3年/77.7㎡) |
| 太田駅 | 25.9万/㎡ (16.0年/76.4㎡) | 23.8万/㎡ (18.0年/76.3㎡) | 18.6万/㎡ (23.9年/75.5㎡) |
| 仏生山駅 | - | 32.3万/㎡ (5.0年/77.5㎡) | 8.8万/㎡ (30.7年/57.7㎡) |
| 空港通り駅 | - | - | - |
| 一宮駅 | - | - | - |
| 円座駅 | - | 7.6万/㎡ (30.9年/75.0㎡) | 8.9万/㎡ (27.3年/70.0㎡) |
| 岡本駅 | - | - | - |
| 琴電琴平駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
三条駅 37.9 万/㎡(昨年同期比 +86.9 ％)
三条駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +86.9％( +17.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -61.1％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 23.9年から -70.5 ％減)。平均専有面積は 68.6 ㎡ (昨年 74.4 ㎡から -7.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 23.9 年 → 2025年 7.0 年、-70.5 ％と大きく減少)
瓦町駅 36.2 万/㎡(昨年同期比 +28.4 ％)
瓦町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +28.4％( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -8.3％( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 22.6年から -25.8 ％減)。平均専有面積は 69.1 ㎡ (昨年 54.2 ㎡から +27.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 22.6 年 → 2025年 16.8 年、-25.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.7 ％ → 2025年 54.5 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 ％ → 2025年 11.1 ％)
片原町駅 14.6 万/㎡(昨年同期比 -50.7 ％)
片原町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -50.7％( -15.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 20.5年から +53.7 ％増)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から -51.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.5 年 → 2025年 31.5 年、+53.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.8 分 → 2025年 5.8 分、+20.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 100.0 ％)
栗林公園駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 -21.5 ％)
栗林公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -21.5％( -5.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -64.0％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 22.8年から +15.7 ％増)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 77.4 ㎡から -3.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.8 年 → 2025年 26.4 年、+15.7 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.4 分 → 2025年 6.9 分、+27.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 64.0 ％ → 2025年 88.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示