【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR身延線 (富士駅～芝川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -26.4％( -6.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -33件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 23.2年から +30.7 ％増)。平均専有面積は 65.7 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から -3.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。柚木駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柚木駅で昨年に比べ +11.8 ％、単価は 19.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(柚木駅)は +11.8 ％(単価 +2.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西富士宮駅)は -42.6 ％(単価 -4.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.8 分 → 2025年 8.6 分、-38.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.5 ％ → 2025年 35.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.8 ％ → 2025年 10.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.2 年 → 2025年 30.3 年、+30.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.7 ％ → 2025年 18.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 52.8 ％ → 2025年 63.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +11.8％( +2.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西富士宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -42.6％( -4.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR身延線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富士駅 | 18.2万/㎡ (28.2年/67.5㎡) | 25.5万/㎡ (22.5年/67.5㎡) | 32.0万/㎡ (14.6年/68.8㎡) |
| 柚木駅 | 19.9万/㎡ (30.2年/68.8㎡) | 17.8万/㎡ (20.3年/60.0㎡) | 28.8万/㎡ (22.0年/80.0㎡) |
| 竪堀駅 | - | - | 14.0万/㎡ (33.5年/50.0㎡) |
| 入山瀬駅 | - | - | - |
| 源道寺駅 | 13.0万/㎡ (33.0年/60.0㎡) | 14.0万/㎡ (22.4年/68.3㎡) | 15.8万/㎡ (31.4年/70.0㎡) |
| 富士宮駅 | 18.7万/㎡ (31.4年/66.0㎡) | 22.0万/㎡ (21.9年/80.0㎡) | 23.5万/㎡ (18.6年/78.3㎡) |
| 西富士宮駅 | 5.8万/㎡ (37.2年/52.5㎡) | 10.2万/㎡ (37.9年/58.3㎡) | 11.5万/㎡ (49.3年/55.0㎡) |
| 芝川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
柚木駅 19.9 万/㎡(昨年同期比 +11.8 ％)
柚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +11.8％( +2.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.2年(昨年 20.3年から +49.1 ％増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +14.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.3 年 → 2025年 30.2 年、+49.1 ％と大きく増加)
西富士宮駅 5.8 万/㎡(昨年同期比 -42.6 ％)
西富士宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -42.6％( -4.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 37.9年から -2.1 ％減)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から -10.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.7 分 → 2025年 7.0 分、-27.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示