【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR奥羽本線 (石川駅~青森駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +9.0%( +1.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2024年)に比べて -16.7%( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 28.4年から -3.2 %減)。平均専有面積は 67.4 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から +8.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。青森駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは青森駅で昨年に比べ +13.2 %、単価は 23.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(青森駅)は +13.2 %(単価 +2.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(弘前駅)は +7.3 %(単価 +1.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 15.3 分 → 2025年 13.7 分、-10.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.4 % → 2025年 5.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 70.4 % → 2025年 65.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 13.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 % → 2025年 2.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった青森駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +13.2%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2024年)に比べて +11.8%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった弘前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.3%( +1.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR奥羽本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 石川駅 | - | - | 37.1万/㎡ (0年/70.0㎡) |
| 弘前駅 | 23.6万/㎡ (24.3年/66.7㎡) | 22.0万/㎡ (27.3年/61.6㎡) | 24.5万/㎡ (23.7年/62.4㎡) |
| 新青森駅 | 18.3万/㎡ (39.0年/60.0㎡) | - | - |
| 青森駅 | 23.7万/㎡ (28.4年/68.4㎡) | 20.9万/㎡ (29.1年/62.4㎡) | 22.0万/㎡ (26.8年/62.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
青森駅 23.7 万/㎡(昨年同期比 +13.2 %)
青森駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +13.2%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2024年)に比べて +11.8%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 29.1年から -2.7 %減)。平均専有面積は 68.4 ㎡ (昨年 62.4 ㎡から +9.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.4 分 → 2025年 14.8 分、-23.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.8 % → 2025年 15.8 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.2 % → 2025年 5.3 %)
弘前駅 23.6 万/㎡(昨年同期比 +7.3 %)
弘前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.3%( +1.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 27.3年から -11.0 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 61.6 ㎡から +8.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 27.3 年 → 2025年 24.3 年、-11.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 72.7 % → 2025年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示