【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR大糸線 (松本駅~島内駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.3%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -58.1%( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 16.3年から -2.3 %減)。平均専有面積は 79.2 ㎡ (昨年 75.9 ㎡から +4.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松本駅で昨年に比べ +7.5 %、単価は 40.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(松本駅)は +7.5 %(単価 +2.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北松本駅)は -19.8 %(単価 -7.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 % → 2025年 5.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.5 % → 2025年 16.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.5%( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -58.6%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -19.8%( -7.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR大糸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松本駅 | 40.2万/㎡ (15.7年/82.1㎡) | 37.4万/㎡ (16.4年/74.0㎡) | 36.1万/㎡ (18.7年/73.1㎡) |
| 北松本駅 | 30.9万/㎡ (16.5年/73.3㎡) | 38.5万/㎡ (14.7年/78.8㎡) | 38.4万/㎡ (14.8年/75.7㎡) |
| 島内駅 | - | 13.7万/㎡ (32.0年/87.5㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
松本駅 40.2 万/㎡(昨年同期比 +7.5 %)
松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.5%( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -58.6%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 16.4年から -4.2 %減)。平均専有面積は 82.1 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から +11.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 % → 2025年 8.3 %)
北松本駅 30.9 万/㎡(昨年同期比 -19.8 %)
北松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -19.8%( -7.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 14.7年から +11.7 %増)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 78.8 ㎡から -6.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 20.2 分 → 2025年 12.3 分、-39.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 14.7 年 → 2025年 16.5 年、+11.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 % → 2025年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示