【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期のJR上越線 (高崎駅~水上駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +25.7%( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて -25.9%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.1年(昨年 26.3年から -31.2 %減)。平均専有面積は 77.0 ㎡ (昨年 64.6 ㎡から +19.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高崎駅で昨年に比べ +19.4 %、単価は 41.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高崎駅)は +19.4 %(単価 +6.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新前橋駅)は -36.8 %(単価 -4.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 26.3 年 → 2025年 18.1 年、-31.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.5 分 → 2025年 10.4 分、-22.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 26.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 % → 2025年 10.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.4%( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2024年)に比べて -39.1%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -36.8%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR上越線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高崎駅 | 41.9万/㎡ (17.8年/74.6㎡) | 35.1万/㎡ (24.5年/65.9㎡) | 31.0万/㎡ (25.3年/64.5㎡) |
| 高崎問屋町駅 | 45.6万/㎡ (9.8年/87.5㎡) | - | 21.6万/㎡ (26.3年/83.3㎡) |
| 井野駅 | - | 11.0万/㎡ (33.3年/50.0㎡) | 9.5万/㎡ (32.3年/60.0㎡) |
| 新前橋駅 | 8.1万/㎡ (40.3年/80.0㎡) | 12.9万/㎡ (42.3年/45.0㎡) | 12.5万/㎡ (41.3年/50.0㎡) |
| 群馬総社駅 | - | - | - |
| 上牧駅 | - | 1.7万/㎡ (29.3年/90.0㎡) | - |
| 水上駅 | 10.3万/㎡ (33.3年/65.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高崎駅 41.9 万/㎡(昨年同期比 +19.4 %)
高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.4%( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2024年)に比べて -39.1%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 24.5年から -27.3 %減)。平均専有面積は 74.6 ㎡ (昨年 65.9 ㎡から +13.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.5 年 → 2025年 17.8 年、-27.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 13.1 分 → 2025年 11.2 分、-14.6 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 % → 2025年 14.3 %)
新前橋駅 8.1 万/㎡(昨年同期比 -36.8 %)
新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -36.8%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 42.3年から -4.7 %減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +77.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.0 分 → 2025年 9.0 分、-52.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示