
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のJR東北本線 (新白河駅~伊達駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +5.3%( +1.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(1年前(2023年)に比べて +52.8%( +19件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 25.2年から +3.5 %増)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +4.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。福島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福島駅で昨年に比べ +98.7 %、単価は 23.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(福島駅)は +98.7 %(単価 +11.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(郡山駅)は -9.9 %(単価 -2.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.5 分 → 2024年 17.1 分、-16.8 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 % → 2024年 7.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 61.1 % → 2024年 70.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +98.7%( +11.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて +77.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.9%( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 38 件(1年前(2023年)に比べて +40.7%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR東北本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新白河駅 | 32.0万/㎡ (16.8年/50.0㎡) | - | - |
須賀川駅 | - | - | - |
安積永盛駅 | - | - | - |
郡山駅 | 23.3万/㎡ (25.6年/73.0㎡) | 25.8万/㎡ (22.3年/70.4㎡) | 20.0万/㎡ (26.3年/63.5㎡) |
二本松駅 | - | - | 25.6万/㎡ (15.8年/90.0㎡) |
南福島駅 | - | - | - |
福島駅 | 23.6万/㎡ (27.9年/56.9㎡) | 11.9万/㎡ (34.0年/48.9㎡) | 18.8万/㎡ (29.4年/63.5㎡) |
伊達駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
福島駅 23.6 万/㎡(昨年同期比 +98.7 %)
福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +98.7%( +11.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて +77.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 34.0年から -17.9 %減)。平均専有面積は 56.9 ㎡ (昨年 48.9 ㎡から +16.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 34.0 年 → 2024年 27.9 年、-17.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.0 分 → 2024年 14.9 分、-12.6 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 77.8 % → 2024年 81.2 %)
郡山駅 23.3 万/㎡(昨年同期比 -9.9 %)
郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.9%( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 38 件(1年前(2023年)に比べて +40.7%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 22.3年から +14.7 %増)。平均専有面積は 73.0 ㎡ (昨年 70.4 ㎡から +3.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 22.2 分 → 2024年 18.7 分、-15.6 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.4 % → 2024年 10.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.3 年 → 2024年 25.6 年、+14.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 % → 2024年 68.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示