
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の九州新幹線 (博多駅~久留米駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +11.7%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 46 件(1年前(2024年)に比べて -48.3%( -43件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 25.2年から -8.2 %減)。平均専有面積は 44.9 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から +7.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。博多駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +22.8 %、単価は 51.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(博多駅)は +22.8 %(単価 +9.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(久留米駅)は +1.5 %(単価 +0.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 12.7 分 → 2025年 10.8 分、-15.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.4 % → 2025年 17.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.7 % → 2025年 47.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 % → 2025年 10.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.4 % → 2025年 2.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +22.8%( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2024年)に比べて -57.0%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.5%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
九州新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
博多駅 | 51.2万/㎡ (22.7年/34.3㎡) | 41.7万/㎡ (25.3年/37.2㎡) | 42.0万/㎡ (24.0年/32.4㎡) |
久留米駅 | 25.5万/㎡ (24.2年/75.0㎡) | 25.1万/㎡ (24.1年/77.5㎡) | 25.1万/㎡ (23.2年/67.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 51.2 万/㎡(昨年同期比 +22.8 %)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +22.8%( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2024年)に比べて -57.0%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 25.3年から -10.2 %減)。平均専有面積は 34.3 ㎡ (昨年 37.2 ㎡から -7.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 25.3 年 → 2025年 22.7 年、-10.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 % → 2025年 14.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.8 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.1 % → 2025年 8.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 % → 2025年 2.9 %)
久留米駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 +1.5 %)
久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.5%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 24.1年から +0.3 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -3.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.1 分 → 2025年 7.8 分、-40.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 41.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 8.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示