【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の北九州高速鉄道 (小倉駅～企救丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +19.6％( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2024年)に比べて -54.8％( -102件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 30.6年から +2.6 ％増)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +2.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。香春口三萩野駅、片野駅、城野駅、徳力公団前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北方駅で昨年に比べ +445.0 ％、単価は 48.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(北方駅、城野駅)は +236.8 ％(単価 +21.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(徳力嵐山口駅、平和通駅)は -58.5 ％(単価 -21.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 12.9 分 → 2025年 10.8 分、-16.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.1 ％ → 2025年 24.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.5 ％ → 2025年 48.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 27.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 1.6 ％ → 2025年 1.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北方駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +445.0％( +39.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった徳力嵐山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -84.1％( -26.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北九州高速鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 27.4万/㎡ (31.2年/69.1㎡) | 23.2万/㎡ (26.6年/68.1㎡) | 22.9万/㎡ (29.2年/65.0㎡) |
| 平和通駅 | 32.4万/㎡ (33.4年/88.3㎡) | 48.3万/㎡ (17.0年/70.0㎡) | 44.2万/㎡ (25.1年/106㎡) |
| 旦過駅 | 25.6万/㎡ (34.8年/74.0㎡) | 21.5万/㎡ (31.6年/69.7㎡) | 22.2万/㎡ (30.0年/71.1㎡) |
| 香春口三萩野駅 | 20.4万/㎡ (29.4年/68.5㎡) | 16.4万/㎡ (32.9年/66.9㎡) | 20.0万/㎡ (26.5年/72.7㎡) |
| 片野駅 | 18.5万/㎡ (30.7年/64.3㎡) | 14.6万/㎡ (31.2年/58.2㎡) | 12.6万/㎡ (34.3年/59.6㎡) |
| 城野駅 | 15.3万/㎡ (31.7年/69.6㎡) | 11.9万/㎡ (35.8年/63.0㎡) | 15.1万/㎡ (33.4年/73.2㎡) |
| 北方駅 | 48.7万/㎡ (36.2年/16.7㎡) | 8.9万/㎡ (34.2年/30.0㎡) | 17.5万/㎡ (31.5年/33.3㎡) |
| 競馬場前駅 | - | 9.5万/㎡ (40.4年/72.5㎡) | - |
| 守恒駅 | 22.7万/㎡ (30.6年/76.7㎡) | 22.3万/㎡ (27.5年/76.7㎡) | 29.0万/㎡ (18.5年/74.6㎡) |
| 徳力公団前駅 | 18.5万/㎡ (24.1年/85.0㎡) | 15.4万/㎡ (33.7年/76.2㎡) | 20.9万/㎡ (24.2年/82.5㎡) |
| 徳力嵐山口駅 | 5.0万/㎡ (30.0年/60.0㎡) | 31.4万/㎡ (18.8年/55.0㎡) | 23.6万/㎡ (16.9年/61.7㎡) |
| 志井駅 | - | 24.3万/㎡ (24.1年/78.3㎡) | 16.1万/㎡ (25.0年/92.5㎡) |
| 企救丘駅 | 17.1万/㎡ (38.2年/83.8㎡) | 16.9万/㎡ (30.2年/77.5㎡) | 18.6万/㎡ (27.2年/73.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
北方駅 48.7 万/㎡(昨年同期比 +445.0 ％)
北方駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +445.0％( +39.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.2年(昨年 34.2年から +5.9 ％増)。平均専有面積は 16.7 ㎡ (昨年 30.0 ㎡から -44.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.3 分 → 2025年 6.7 分、-41.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
城野駅 15.3 万/㎡(昨年同期比 +28.6 ％)
城野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +28.6％( +3.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 35.8年から -11.4 ％減)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 63.0 ㎡から +10.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 35.8 年 → 2025年 31.7 年、-11.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.8 分 → 2025年 12.2 分、+13.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 64.3 ％ → 2025年 83.3 ％)
徳力嵐山口駅 5.0 万/㎡(昨年同期比 -84.1 ％)
徳力嵐山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -84.1％( -26.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 18.8年から +60.0 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +9.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 18.8 年 → 2025年 30.0 年、+60.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 8.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
平和通駅 32.4 万/㎡(昨年同期比 -32.9 ％)
平和通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -32.9％( -15.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 17.0年から +96.1 ％増)。平均専有面積は 88.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +26.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.0 年 → 2025年 33.4 年、+96.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.0 分 → 2025年 12.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示