【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の北陸新幹線 (加賀温泉駅～金沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -3.7％( -1.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 99 件(１年前(2024年)に比べて -59.4％( -145件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 25.0年から +8.7 ％増)。平均専有面積は 68.9 ㎡ (昨年 70.3 ㎡から -1.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。小松駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小松駅で昨年に比べ +27.2 ％、単価は 21.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小松駅)は +27.2 ％(単価 +4.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(金沢駅)は -4.6 ％(単価 -1.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 24.2 分 → 2025年 20.7 分、-14.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 ％ → 2025年 6.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 ％ → 2025年 2.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 59.5 ％ → 2025年 66.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.1 ％ → 2025年 8.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -4.6％( -1.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 94 件(１年前(2024年)に比べて -59.5％( -138件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +27.2％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -54.5％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加賀温泉駅 | - | 9.5万/㎡ (36.5年/40.0㎡) | - |
| 小松駅 | 21.1万/㎡ (27.5年/68.0㎡) | 16.6万/㎡ (32.4年/49.5㎡) | 9.4万/㎡ (31.1年/44.3㎡) |
| 金沢駅 | 30.2万/㎡ (27.2年/69.0㎡) | 31.7万/㎡ (24.6年/71.4㎡) | 26.5万/㎡ (26.4年/66.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小松駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 +27.2 ％)
小松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +27.2％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -54.5％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 32.4年から -15.3 ％減)。平均専有面積は 68.0 ㎡ (昨年 49.5 ㎡から +37.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 32.4 年 → 2025年 27.5 年、-15.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 81.8 ％ → 2025年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.3 分 → 2025年 8.2 分、+11.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 20.0 ％)
金沢駅 30.2 万/㎡(昨年同期比 -4.6 ％)
金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -4.6％( -1.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 94 件(１年前(2024年)に比べて -59.5％( -138件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 24.6年から +10.5 ％増)。平均専有面積は 69.0 ㎡ (昨年 71.4 ㎡から -3.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 25.2 分 → 2025年 21.5 分、-14.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 ％ → 2025年 5.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 24.6 年 → 2025年 27.2 年、+10.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 58.2 ％ → 2025年 67.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.3 ％ → 2025年 8.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示