【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の北陸新幹線 (加賀温泉駅～金沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +1.3％( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 44 件(１年前(2024年)に比べて -81.3％( -191件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 25.4年から +6.6 ％増)。平均専有面積は 67.2 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から -5.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。小松駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小松駅で昨年に比べ +42.5 ％、単価は 23.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小松駅)は +42.5 ％(単価 +7.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(金沢駅)は +1.1 ％(単価 +0.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 24.5 分 → 2025年 18.9 分、-22.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.0 ％ → 2025年 6.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.6 ％ → 2025年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 61.0 ％ → 2025年 68.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.3 ％ → 2025年 6.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +1.1％( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 40 件(１年前(2024年)に比べて -82.1％( -183件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +42.5％( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -63.6％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加賀温泉駅 | - | 9.5万/㎡ (36.5年/40.0㎡) | - |
| 小松駅 | 23.7万/㎡ (25.0年/80.0㎡) | 16.6万/㎡ (32.4年/49.5㎡) | 9.4万/㎡ (31.1年/44.3㎡) |
| 金沢駅 | 31.2万/㎡ (27.2年/65.9㎡) | 30.9万/㎡ (24.9年/72.0㎡) | 26.5万/㎡ (26.4年/66.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小松駅 23.7 万/㎡(昨年同期比 +42.5 ％)
小松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +42.5％( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -63.6％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 32.4年から -22.9 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 49.5 ㎡から +61.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.4 年 → 2025年 25.0 年、-22.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 81.8 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.3 分 → 2025年 8.2 分、+12.5 ％と増加)
金沢駅 31.2 万/㎡(昨年同期比 +1.1 ％)
金沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +1.1％( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 40 件(１年前(2024年)に比べて -82.1％( -183件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 24.9年から +9.2 ％増)。平均専有面積は 65.9 ㎡ (昨年 72.0 ㎡から -8.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.6 分 → 2025年 20.4 分、-20.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.5 ％ → 2025年 6.9 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 3.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 59.7 ％ → 2025年 70.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 7.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示