【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の近江鉄道本線 (米原駅~八日市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -19.8%( -4.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2024年)に比べて -53.3%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 24.7年から +14.2 %増)。平均専有面積は 63.6 ㎡ (昨年 72.8 ㎡から -12.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。米原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは米原駅で昨年に比べ +20.9 %、単価は 15.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(米原駅)は +20.9 %(単価 +2.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(彦根口駅)は -31.8 %(単価 -4.7 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 24.7 年 → 2025年 28.2 年、+14.2 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.2 分 → 2025年 11.1 分、+54.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 61.5 % → 2025年 84.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった彦根駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -25.7%( -7.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -38.9%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった彦根口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -31.8%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 近江鉄道本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 15.7万/㎡ (28.0年/70.0㎡) | 13.0万/㎡ (34.8年/60.0㎡) | 11.8万/㎡ (30.8年/68.3㎡) |
| 彦根駅 | 21.4万/㎡ (27.2年/63.6㎡) | 28.8万/㎡ (20.9年/77.2㎡) | 23.6万/㎡ (25.3年/66.9㎡) |
| ひこね芹川駅 | - | - | - |
| 彦根口駅 | 10.2万/㎡ (33.3年/60.0㎡) | 14.9万/㎡ (32.2年/65.0㎡) | 16.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) |
| 八日市駅 | - | 22.4万/㎡ (22.6年/70.0㎡) | 27.1万/㎡ (19.0年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米原駅 15.7 万/㎡(昨年同期比 +20.9 %)
米原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +20.9%( +2.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 34.8年から -19.4 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +16.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 34.8 年 → 2025年 28.0 年、-19.4 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 15.0 分、+50.0 %と大きく増加)
彦根口駅 10.2 万/㎡(昨年同期比 -31.8 %)
彦根口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -31.8%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 32.2年から +3.3 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -7.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 2.0 分 → 2025年 5.0 分、+150.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示