
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR宇都宮線 (野木駅~黒磯駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +17.9%( +4.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 60 件(1年前(2024年)に比べて -73.2%( -164件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 22.3年から -2.3 %減)。平均専有面積は 70.1 ㎡ (昨年 65.4 ㎡から +7.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。間々田駅、小山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは自治医大駅で昨年に比べ +105.7 %、単価は 30.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(自治医大駅)は +105.7 %(単価 +15.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西那須野駅)は -9.1 %(単価 -1.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.5 % → 2025年 6.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 17.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.5 % → 2025年 6.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.8 % → 2025年 6.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇都宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.4%( +3.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2024年)に比べて -71.9%( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった間々田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +58.6%( +2.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR宇都宮線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
野木駅 | - | 14.0万/㎡ (32.5年/100㎡) | 15.2万/㎡ (31.3年/87.5㎡) |
間々田駅 | 5.3万/㎡ (47.0年/70.0㎡) | 3.3万/㎡ (46.0年/60.0㎡) | 6.0万/㎡ (45.3年/75.0㎡) |
小山駅 | 28.7万/㎡ (21.9年/65.0㎡) | 22.8万/㎡ (25.1年/64.7㎡) | 24.7万/㎡ (23.2年/64.3㎡) |
自治医大駅 | 30.2万/㎡ (25.8年/66.2㎡) | 14.7万/㎡ (32.8年/91.2㎡) | 15.4万/㎡ (31.2年/80.0㎡) |
雀宮駅 | - | 13.7万/㎡ (31.9年/65.0㎡) | - |
宇都宮駅 | 33.9万/㎡ (20.7年/72.2㎡) | 30.7万/㎡ (20.7年/65.5㎡) | 30.9万/㎡ (19.1年/68.8㎡) |
岡本駅 | - | - | - |
氏家駅 | - | - | - |
片岡駅 | - | - | 6.7万/㎡ (30.0年/90.0㎡) |
西那須野駅 | 10.9万/㎡ (30.0年/35.0㎡) | 11.9万/㎡ (26.8年/47.9㎡) | 13.5万/㎡ (25.5年/55.7㎡) |
那須塩原駅 | - | 18.5万/㎡ (19.8年/80.0㎡) | 14.6万/㎡ (29.2年/50.0㎡) |
黒磯駅 | - | 21.2万/㎡ (21.9年/83.3㎡) | 22.3万/㎡ (15.3年/67.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
自治医大駅 30.2 万/㎡(昨年同期比 +105.7 %)
自治医大駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +105.7%( +15.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.8年(昨年 32.8年から -21.4 %減)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 91.2 ㎡から -27.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.8 年 → 2025年 25.8 年、-21.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.8 分 → 2025年 10.2 分、-34.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 75.0 %)
西那須野駅 10.9 万/㎡(昨年同期比 -9.1 %)
西那須野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.1%( -1.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -92.9%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 26.8年から +11.9 %増)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 47.9 ㎡から -26.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 26.8 年 → 2025年 30.0 年、+11.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 57.0 分 → 2025年 120.0 分、+110.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 85.7 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示