物件種別
対象路線
調査期間
中古マンション
2025年第3四半期
2025年7月9月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古マンション相場の概況

2025年7月〜9月期の東京メトロ南北線 (目黒駅赤羽岩淵駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は180万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +22.1%( +32.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 345 件(1年前(2024年)に比べて -9.0%( -34件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 23.5年(昨年 23.2年から +1.3 %増)。平均専有面積は 59.6 ㎡ (昨年 53.5 ㎡から +11.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。白金高輪駅麻布十番駅四ツ谷駅市ケ谷駅飯田橋駅駒込駅赤羽岩淵駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは永田町駅で昨年に比べ +173.7 %、単価は 255 万円/㎡となった。

上位 2 駅(永田町駅市ケ谷駅)は +114.2 %(単価 +118.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(溜池山王駅東大前駅)は -19.8 %(単価 -59.8 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.5 % → 2025年 16.2 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.9 % → 2025年 7.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.4 % → 2025年 27.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 % → 2025年 23.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった六本木一丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は310万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +9.4%( +26.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +25.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった王子神谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.5%( +5.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2024年)に比べて -18.5%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。

東京メトロ南北線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ南北線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
目黒駅171万/㎡
(28.5年/55.9㎡)
154万/㎡
(24.3年/54.6㎡)
139万/㎡
(23.7年/61.8㎡)
白金台駅204万/㎡
(26.0年/71.2㎡)
185万/㎡
(28.3年/65.8㎡)
184万/㎡
(25.4年/77.0㎡)
白金高輪駅233万/㎡
(21.3年/60.3㎡)
188万/㎡
(20.2年/46.3㎡)
190万/㎡
(14.1年/55.9㎡)
麻布十番駅265万/㎡
(23.9年/67.4㎡)
206万/㎡
(31.1年/63.2㎡)
198万/㎡
(21.1年/61.9㎡)
六本木一丁目駅310万/㎡
(26.1年/57.5㎡)
284万/㎡
(16.6年/57.5㎡)
272万/㎡
(14.9年/62.5㎡)
溜池山王駅232万/㎡
(18.0年/52.5㎡)
341万/㎡
(21.7年/147㎡)
191万/㎡
(28.2年/69.3㎡)
永田町駅255万/㎡
(34.2年/110㎡)
93.3万/㎡
(46.5年/20.0㎡)
111万/㎡
(45.5年/32.5㎡)
四ツ谷駅210万/㎡
(21.6年/61.9㎡)
170万/㎡
(21.8年/53.1㎡)
157万/㎡
(24.8年/59.3㎡)
市ケ谷駅209万/㎡
(26.7年/73.2㎡)
135万/㎡
(32.5年/43.8㎡)
148万/㎡
(30.3年/54.1㎡)
飯田橋駅202万/㎡
(23.4年/50.3㎡)
157万/㎡
(23.5年/48.3㎡)
140万/㎡
(28.4年/58.2㎡)
後楽園駅139万/㎡
(27.3年/80.0㎡)
135万/㎡
(14.4年/38.1㎡)
142万/㎡
(18.7年/56.7㎡)
東大前駅123万/㎡
(28.5年/46.5㎡)
132万/㎡
(20.4年/59.4㎡)
98.8万/㎡
(24.4年/32.9㎡)
本駒込駅135万/㎡
(25.3年/58.0㎡)
127万/㎡
(22.4年/56.2㎡)
104万/㎡
(22.4年/51.6㎡)
駒込駅123万/㎡
(23.7年/45.5㎡)
101万/㎡
(29.8年/38.9㎡)
101万/㎡
(26.2年/51.0㎡)
西ケ原駅101万/㎡
(23.0年/68.8㎡)
91.1万/㎡
(22.5年/60.0㎡)
94.5万/㎡
(15.2年/83.3㎡)
王子駅98.4万/㎡
(18.7年/47.7㎡)
92.4万/㎡
(15.7年/48.3㎡)
88.1万/㎡
(20.9年/49.0㎡)
王子神谷駅80.0万/㎡
(19.8年/65.2㎡)
74.4万/㎡
(15.9年/62.4㎡)
75.0万/㎡
(14.5年/61.8㎡)
志茂駅92.5万/㎡
(14.9年/48.9㎡)
83.4万/㎡
(15.7年/55.4㎡)
76.5万/㎡
(16.5年/60.0㎡)
赤羽岩淵駅116万/㎡
(15.5年/58.0㎡)
86.0万/㎡
(22.0年/48.1㎡)
82.6万/㎡
(22.0年/47.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

永田町駅255.5 万/㎡(昨年同期比 +173.7 %)

永田町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は255万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +173.7%( +162.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 34.2年(昨年 46.5年から -26.5 %減)。平均専有面積は 110.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +450.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 46.5 年 → 2025年 34.2 年、-26.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 3.7 分 → 2025年 1.7 分、-54.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 33.3 %)

市ケ谷駅208.7 万/㎡(昨年同期比 +54.8 %)

市ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は209万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +54.8%( +73.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2024年)に比べて +11.8%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 26.7年(昨年 32.5年から -18.0 %減)。平均専有面積は 73.2 ㎡ (昨年 43.8 ㎡から +66.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2024年 32.5 年 → 2025年 26.7 年、-18.0 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.1 % → 2025年 31.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 % → 2025年 10.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 5.0 分、+25.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.6 % → 2025年 26.3 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.6 % → 2025年 5.3 %)

溜池山王駅231.7 万/㎡(昨年同期比 -32.1 %)

溜池山王駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は232万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -32.1%( -109.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.0年(昨年 21.7年から -17.0 %減)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 147.0 ㎡から -64.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2024年 21.7 年 → 2025年 18.0 年、-17.0 %と減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.6 分 → 2025年 4.5 分、+25.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 50.0 %)

東大前駅122.6 万/㎡(昨年同期比 -7.5 %)

東大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は123万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -7.5%( -9.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +25.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 20.4年から +39.9 %増)。平均専有面積は 46.5 ㎡ (昨年 59.4 ㎡から -21.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2024年 4.4 分 → 2025年 3.8 分、-13.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 62.5 % → 2025年 80.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 20.4 年 → 2025年 28.5 年、+39.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 40.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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