【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の北陸新幹線 (上野駅~東京駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は145万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +24.1%( +28.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2024年)に比べて -64.1%( -50件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 19.2年から +15.4 %増)。平均専有面積は 49.3 ㎡ (昨年 46.9 ㎡から +5.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。上野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上野駅で昨年に比べ +20.9 %、単価は 138 万円/㎡となった。
上位 1 駅(上野駅)は +20.9 %(単価 +23.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東京駅)は +4.2 %(単価 +7.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.1 % → 2025年 14.3 %)
 - 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 % → 2025年 17.9 %)
 
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 19.2 年 → 2025年 22.1 年、+15.4 %と増加)
 - 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.0 % → 2025年 17.9 %)
 - 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 46.2 % → 2025年 35.7 %)
 
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東京駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は179万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.2%( +7.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は138万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +20.9%( +23.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2024年)に比べて -68.9%( -51件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積)  | 1年前 (平均築年・面積)  | 2年前 (平均築年・面積)  | 
|---|---|---|---|
| 上野駅 | 138万/㎡ (22.2年/49.6㎡)  | 114万/㎡ (19.1年/47.2㎡)  | 108万/㎡ (18.7年/41.3㎡)  | 
| 東京駅 | 179万/㎡ (21.7年/48.0㎡)  | 172万/㎡ (20.4年/42.5㎡)  | 137万/㎡ (17.8年/42.5㎡)  | 
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
上野駅 137.8 万/㎡(昨年同期比 +20.9 %)
上野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は138万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +20.9%( +23.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2024年)に比べて -68.9%( -51件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 19.1年から +16.2 %増)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 47.2 ㎡から +5.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 6.1 分 → 2025年 5.2 分、-14.5 %と減少)
 - 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.4 % → 2025年 17.4 %)
 - 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.1 % → 2025年 21.7 %)
 
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 19.1 年 → 2025年 22.2 年、+16.2 %と増加)
 - 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.5 % → 2025年 17.4 %)
 - 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.8 % → 2025年 43.5 %)
 
東京駅 179.2 万/㎡(昨年同期比 +4.2 %)
東京駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は179万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.2%( +7.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 20.4年から +6.5 %増)。平均専有面積は 48.0 ㎡ (昨年 42.5 ㎡から +12.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 40.0 %)
 
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.5 分 → 2025年 11.6 分、+54.7 %と大きく増加)
 
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示