【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR信越本線 (直江津駅～新潟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +10.4％( +2.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 60 件(１年前(2024年)に比べて -78.3％( -217件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 27.8年から -1.5 ％減)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 59.7 ㎡から +5.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。新潟駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新潟駅で昨年に比べ +20.2 ％、単価は 31.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新潟駅)は +20.2 ％(単価 +5.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(亀田駅)は -65.7 ％(単価 -12.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.6 ％ → 2025年 5.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.7 ％ → 2025年 7.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.6 ％ → 2025年 49.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.0 ％ → 2025年 21.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +20.2％( +5.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(１年前(2024年)に比べて -77.4％( -151件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -65.7％( -12.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR信越本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 直江津駅 | - | - | 46.4万/㎡ (7.1年/67.5㎡) |
| 潟町駅 | - | - | - |
| 柏崎駅 | - | - | - |
| 宮内駅 | - | 23.5万/㎡ (33.2年/34.2㎡) | 9.5万/㎡ (32.8年/53.8㎡) |
| 長岡駅 | 23.7万/㎡ (23.4年/61.9㎡) | 27.0万/㎡ (22.0年/62.8㎡) | 31.2万/㎡ (17.0年/65.6㎡) |
| 北長岡駅 | - | 37.3万/㎡ (7.0年/75.0㎡) | 16.0万/㎡ (30.0年/50.0㎡) |
| 三条駅 | - | - | - |
| 東三条駅 | - | 19.0万/㎡ (30.5年/60.8㎡) | 18.5万/㎡ (20.3年/71.9㎡) |
| 新津駅 | - | - | 6.6万/㎡ (0年/50.0㎡) |
| 亀田駅 | 6.4万/㎡ (38.0年/66.7㎡) | 18.6万/㎡ (31.6年/55.8㎡) | - |
| 越後石山駅 | - | 13.9万/㎡ (41.6年/69.0㎡) | 3.9万/㎡ (49.0年/50.0㎡) |
| 新潟駅 | 31.0万/㎡ (27.8年/62.7㎡) | 25.8万/㎡ (29.1年/59.3㎡) | 23.9万/㎡ (28.6年/62.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新潟駅 31.0 万/㎡(昨年同期比 +20.2 ％)
新潟駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +20.2％( +5.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(１年前(2024年)に比べて -77.4％( -151件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 29.1年から -4.4 ％減)。平均専有面積は 62.7 ㎡ (昨年 59.3 ㎡から +5.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 ％ → 2025年 8.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 ％ → 2025年 10.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 25.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.3 ％ → 2025年 47.2 ％)
亀田駅 6.4 万/㎡(昨年同期比 -65.7 ％)
亀田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -65.7％( -12.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 31.6年から +20.2 ％増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 55.8 ㎡から +19.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 31.6 年 → 2025年 38.0 年、+20.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.8 分 → 2025年 13.0 分、+20.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示