この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の名古屋ガイドウェイバス (大曽根駅~小幡緑地駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -4.9%( -1.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2024年)に比べて -67.4%( -62件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 28.6年から +2.6 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から -5.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。砂田橋駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは砂田橋駅で昨年に比べ +18.3 %、単価は 22.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(砂田橋駅)は +18.3 %(単価 +3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(ナゴヤドーム前矢田駅)は -66.9 %(単価 -26.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 31.9 % → 2025年 27.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.3 分 → 2025年 8.4 分、+33.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 38.5 % → 2025年 48.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 34.1 % → 2025年 30.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大曽根駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.6%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて -66.1%( -41件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -50.0%( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
名古屋ガイドウェイバス | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大曽根駅 | 42.2万/㎡ (24.9年/63.8㎡) | 42.0万/㎡ (25.3年/72.1㎡) | 35.6万/㎡ (28.0年/69.1㎡) |
ナゴヤドーム前矢田駅 | 13.3万/㎡ (47.0年/60.0㎡) | 40.2万/㎡ (23.6年/77.3㎡) | 60.7万/㎡ (11.8年/50.2㎡) |
砂田橋駅 | 22.8万/㎡ (38.2年/83.6㎡) | 19.2万/㎡ (47.1年/75.0㎡) | 24.7万/㎡ (38.0年/80.0㎡) |
金屋駅 | - | 30.2万/㎡ (29.7年/72.5㎡) | - |
川宮駅 | 10.0万/㎡ (38.0年/80.0㎡) | 20.0万/㎡ (30.5年/70.0㎡) | - |
川村駅 | - | 17.3万/㎡ (31.5年/75.0㎡) | - |
白沢渓谷駅 | - | - | - |
小幡緑地駅 | - | 35.4万/㎡ (15.5年/65.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
砂田橋駅 22.8 万/㎡(昨年同期比 +18.3 %)
砂田橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +18.3%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.2年(昨年 47.1年から -19.0 %減)。平均専有面積は 83.6 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +11.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 47.1 年 → 2025年 38.2 年、-19.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 57.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.5 分 → 2025年 8.0 分、+23.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 28.6 %)
ナゴヤドーム前矢田駅 13.3 万/㎡(昨年同期比 -66.9 %)
ナゴヤドーム前矢田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -66.9%( -26.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 23.6年から +99.6 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 77.3 ㎡から -22.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.6 年 → 2025年 47.0 年、+99.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.4 分 → 2025年 12.0 分、+123.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示