
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の伊予鉄大手町線 (古町駅~西堀端駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +31.8%( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -65.2%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 28.2年から -34.3 %減)。平均専有面積は 68.1 ㎡ (昨年 68.9 ㎡から -1.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。大手町駅、西堀端駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西堀端駅で昨年に比べ +78.5 %、単価は 31.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(西堀端駅)は +78.5 %(単価 +13.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(古町駅)は -9.2 %(単価 -2.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 28.2 年 → 2025年 18.5 年、-34.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 52.2 % → 2025年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 4.0 分、+31.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 43.5 % → 2025年 12.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮田町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.3%( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.2%( -2.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄大手町線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
古町駅 | 26.0万/㎡ (24.3年/70.0㎡) | 28.7万/㎡ (23.2年/86.7㎡) | 23.0万/㎡ (27.6年/67.8㎡) |
宮田町駅 | 40.0万/㎡ (10.5年/75.0㎡) | 39.9万/㎡ (14.3年/75.0㎡) | 40.0万/㎡ (9.8年/75.0㎡) |
松山駅前駅 | - | - | 8.3万/㎡ (49.5年/60.0㎡) |
大手町駅 | 29.5万/㎡ (20.0年/57.5㎡) | 18.0万/㎡ (34.6年/55.8㎡) | 24.9万/㎡ (28.2年/45.0㎡) |
西堀端駅 | 31.4万/㎡ (14.0年/70.0㎡) | 17.6万/㎡ (31.9年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西堀端駅 31.4 万/㎡(昨年同期比 +78.5 %)
西堀端駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +78.5%( +13.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 31.9年から -56.1 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -17.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.9 年 → 2025年 14.0 年、-56.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 5.5 分 → 2025年 3.0 分、-45.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
古町駅 26.0 万/㎡(昨年同期比 -9.2 %)
古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.2%( -2.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 23.2年から +5.0 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 86.7 ㎡から -19.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.7 分 → 2025年 5.0 分、+36.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示