【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の伊予鉄城南線 (道後温泉駅～南堀端駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -1.1％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて -68.9％( -31件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 20.2年から +3.8 ％増)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 75.3 ㎡から -6.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。警察署前駅、勝山町駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勝山町駅で昨年に比べ +17.1 ％、単価は 42.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(勝山町駅)は +17.1 ％(単価 +6.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(道後温泉駅)は -52.7 ％(単価 -13.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.5 ％ → 2025年 21.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.6 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 42.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.0 ％ → 2025年 7.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった勝山町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +17.1％( +6.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった道後温泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -52.7％( -13.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄城南線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 道後温泉駅 | 12.2万/㎡ (43.0年/90.0㎡) | 25.8万/㎡ (24.6年/58.3㎡) | 17.1万/㎡ (29.8年/56.7㎡) |
| 道後公園駅 | 27.6万/㎡ (22.0年/70.0㎡) | 33.8万/㎡ (20.1年/76.1㎡) | 28.0万/㎡ (23.3年/78.8㎡) |
| 南町駅 | 31.2万/㎡ (25.0年/81.7㎡) | 35.1万/㎡ (17.3年/80.0㎡) | 30.7万/㎡ (20.5年/75.0㎡) |
| 上一万駅 | - | - | 18.3万/㎡ (27.0年/60.0㎡) |
| 警察署前駅 | 36.0万/㎡ (19.0年/73.8㎡) | 32.5万/㎡ (18.1年/80.0㎡) | 33.9万/㎡ (18.6年/70.0㎡) |
| 勝山町駅 | 42.5万/㎡ (5.0年/40.0㎡) | 36.3万/㎡ (17.4年/90.6㎡) | 33.6万/㎡ (17.2年/89.6㎡) |
| 大街道駅 | - | 39.9万/㎡ (13.3年/68.3㎡) | 41.6万/㎡ (11.1年/97.0㎡) |
| 県庁前駅 | - | 45.6万/㎡ (22.3年/100㎡) | 43.3万/㎡ (17.3年/30.0㎡) |
| 市役所前駅 | 35.4万/㎡ (24.0年/65.0㎡) | - | - |
| 南堀端駅 | - | 17.0万/㎡ (30.2年/43.8㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
勝山町駅 42.5 万/㎡(昨年同期比 +17.1 ％)
勝山町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +17.1％( +6.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.0年(昨年 17.4年から -71.3 ％減)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 90.6 ㎡から -55.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.4 年 → 2025年 5.0 年、-71.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 5.1 分 → 2025年 4.0 分、-21.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 ％ → 2025年 100.0 ％)
道後温泉駅 12.2 万/㎡(昨年同期比 -52.7 ％)
道後温泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -52.7％( -13.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 24.6年から +74.6 ％増)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +54.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.2 分 → 2025年 2.0 分、-67.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.6 年 → 2025年 43.0 年、+74.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示