【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の広島電鉄宮島線 (広電西広島駅～広電阿品駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +16.5％( +4.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2024年)に比べて -6.7％( -2件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 28.5年から -7.8 ％減)。平均専有面積は 76.1 ㎡ (昨年 77.8 ㎡から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。古江駅、広電廿日市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは修大協創中高前駅で昨年に比べ +143.7 ％、単価は 52.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(修大協創中高前駅、古江駅)は +83.0 ％(単価 +18.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(楽々園駅、地御前駅)は +5.5 ％(単価 +0.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.9 分 → 2025年 8.0 分、-10.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 ％ → 2025年 10.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 56.7 ％ → 2025年 60.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった修大協創中高前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +143.7％( +30.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった地御前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +12.4％( +1.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 広島電鉄宮島線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 広電西広島駅 | 35.4万/㎡ (28.0年/65.0㎡) | - | 49.3万/㎡ (13.0年/75.0㎡) |
| 東高須駅 | 15.6万/㎡ (44.7年/68.3㎡) | - | 37.0万/㎡ (17.0年/100㎡) |
| 高須駅 | 37.6万/㎡ (24.5年/72.5㎡) | 32.6万/㎡ (21.0年/83.8㎡) | 27.7万/㎡ (28.0年/78.8㎡) |
| 古江駅 | 34.1万/㎡ (25.5年/77.5㎡) | 27.9万/㎡ (35.0年/83.3㎡) | 32.7万/㎡ (23.0年/80.0㎡) |
| 草津駅 | - | - | 30.0万/㎡ (27.0年/80.0㎡) |
| 草津南駅 | 32.6万/㎡ (30.4年/83.3㎡) | 28.1万/㎡ (25.5年/80.0㎡) | 26.0万/㎡ (35.3年/73.8㎡) |
| 商工センター入口駅 | - | - | - |
| 井口駅 | - | - | 43.5万/㎡ (12.0年/85.0㎡) |
| 修大協創中高前駅 | 52.1万/㎡ (9.3年/76.2㎡) | 21.4万/㎡ (35.0年/72.5㎡) | 23.2万/㎡ (42.0年/65.0㎡) |
| 広電五日市駅 | - | - | - |
| 佐伯区役所前駅 | - | 49.5万/㎡ (13.0年/95.0㎡) | 41.2万/㎡ (12.0年/80.0㎡) |
| 楽々園駅 | 26.8万/㎡ (28.0年/78.3㎡) | 27.2万/㎡ (29.3年/73.1㎡) | 29.8万/㎡ (29.2年/71.4㎡) |
| 山陽女学園前駅 | - | - | 10.7万/㎡ (29.0年/70.0㎡) |
| 広電廿日市駅 | 31.1万/㎡ (25.0年/76.7㎡) | 25.8万/㎡ (35.0年/77.5㎡) | 28.0万/㎡ (27.0年/75.0㎡) |
| 廿日市市役所前駅 | - | - | - |
| JA広島病院前駅 | 32.5万/㎡ (16.0年/80.0㎡) | - | - |
| 地御前駅 | 14.3万/㎡ (35.0年/70.0㎡) | 12.7万/㎡ (27.0年/70.0㎡) | - |
| 阿品東駅 | - | 14.4万/㎡ (32.0年/90.0㎡) | - |
| 広電阿品駅 | - | 34.1万/㎡ (21.0年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
修大協創中高前駅 52.1 万/㎡(昨年同期比 +143.7 ％)
修大協創中高前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +143.7％( +30.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 35.0年から -73.6 ％減)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +5.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.0 年 → 2025年 9.3 年、-73.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.5 分 → 2025年 5.0 分、-60.0 ％と大きく減少)
古江駅 34.1 万/㎡(昨年同期比 +22.2 ％)
古江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +22.2％( +6.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 35.0年から -27.1 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 83.3 ㎡から -7.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.0 年 → 2025年 25.5 年、-27.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.7 分 → 2025年 7.0 分、-19.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 25.0 ％)
楽々園駅 26.8 万/㎡(昨年同期比 -1.3 ％)
楽々園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -1.3％( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -53.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 29.3年から -4.5 ％減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から +7.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 69.2 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.2 分 → 2025年 14.2 分、+38.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 ％ → 2025年 16.7 ％)
地御前駅 14.3 万/㎡(昨年同期比 +12.4 ％)
地御前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +12.4％( +1.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 27.0年から +29.6 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 6.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 27.0 年 → 2025年 35.0 年、+29.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示