物件種別
対象路線
調査期間
中古マンション
2024年
2024年1月12月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古マンション相場の概況

2024年1月〜12月期の広島電鉄宇品線 (紙屋町東駅元宇品口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +11.1%( +4.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 99 件(1年前(2023年)に比べて +3.1%( +3件/㎡)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 25.4年から -8.2 %減)。平均専有面積は 74.3 ㎡ (昨年 71.9 ㎡から +3.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。本通駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは皆実町六丁目駅で昨年に比べ +168.6 %、単価は 67.1 万円/㎡となった。

上位 2 駅(皆実町六丁目駅広電本社前駅)は +156.2 %(単価 +37.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(中電前駅宇品三丁目駅)は -28.0 %(単価 -12.8 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.3 % → 2024年 14.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 % → 2024年 4.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.2 % → 2024年 30.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.8 % → 2024年 31.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった皆実町六丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +168.6%( +42.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった県病院前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.7%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -44.4%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

広島電鉄宇品線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
広島電鉄宇品線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
紙屋町東駅--63.6万/㎡
(8.8年/55.0㎡)
紙屋町西駅19.2万/㎡
(44.8年/25.0㎡)
--
本通駅34.3万/㎡
(24.5年/67.5㎡)
25.9万/㎡
(36.2年/56.7㎡)
29.1万/㎡
(28.1年/80.0㎡)
袋町駅64.6万/㎡
(19.0年/67.0㎡)
54.7万/㎡
(26.3年/75.0㎡)
53.0万/㎡
(30.0年/62.5㎡)
中電前駅30.9万/㎡
(35.8年/83.1㎡)
49.8万/㎡
(21.7年/60.0㎡)
57.7万/㎡
(18.1年/77.0㎡)
市役所前駅41.3万/㎡
(23.7年/69.3㎡)
35.2万/㎡
(29.7年/98.0㎡)
35.7万/㎡
(24.8年/59.6㎡)
鷹野橋駅40.4万/㎡
(26.7年/58.6㎡)
34.3万/㎡
(30.6年/55.4㎡)
27.1万/㎡
(31.1年/43.1㎡)
日赤病院前駅60.2万/㎡
(13.8年/81.7㎡)
58.1万/㎡
(13.2年/75.0㎡)
55.0万/㎡
(14.2年/78.7㎡)
広電本社前駅56.4万/㎡
(14.9年/65.0㎡)
23.1万/㎡
(48.2年/82.5㎡)
40.2万/㎡
(31.8年/79.0㎡)
御幸橋駅38.3万/㎡
(30.4年/74.0㎡)
34.7万/㎡
(30.8年/71.7㎡)
37.6万/㎡
(19.4年/80.0㎡)
皆実町六丁目駅67.1万/㎡
(2.5年/70.0㎡)
25.0万/㎡
(34.8年/60.0㎡)
-
広大附属学校前駅39.8万/㎡
(23.2年/69.0㎡)
39.5万/㎡
(15.8年/71.0㎡)
12.0万/㎡
(32.5年/20.0㎡)
県病院前駅28.3万/㎡
(42.6年/78.0㎡)
27.3万/㎡
(41.5年/76.1㎡)
27.4万/㎡
(34.8年/72.5㎡)
宇品二丁目駅29.8万/㎡
(33.2年/86.7㎡)
36.0万/㎡
(50.0年/50.0㎡)
22.0万/㎡
(49.5年/50.0㎡)
宇品三丁目駅30.3万/㎡
(31.8年/62.5㎡)
36.9万/㎡
(21.2年/67.5㎡)
27.8万/㎡
(30.9年/73.3㎡)
宇品四丁目駅43.7万/㎡
(14.8年/84.1㎡)
37.1万/㎡
(19.9年/78.4㎡)
44.1万/㎡
(12.6年/84.0㎡)
宇品五丁目駅44.4万/㎡
(15.9年/81.4㎡)
42.5万/㎡
(12.8年/81.2㎡)
41.8万/㎡
(17.2年/78.3㎡)
海岸通駅13.8万/㎡
(41.3年/80.0㎡)
-24.8万/㎡
(34.1年/66.7㎡)
元宇品口駅35.1万/㎡
(23.0年/74.2㎡)
35.0万/㎡
(21.5年/77.9㎡)
32.6万/㎡
(27.0年/71.1㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

皆実町六丁目駅67.1 万/㎡(昨年同期比 +168.6 %)

皆実町六丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +168.6%( +42.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 2.5年(昨年 34.8年から -92.8 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +16.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 34.8 年 → 2024年 2.5 年、-92.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 7.0 分、+133.3 %と大きく増加)

広電本社前駅56.4 万/㎡(昨年同期比 +143.7 %)

広電本社前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +143.7%( +33.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 14.9年(昨年 48.2年から -69.1 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -21.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 48.2 年 → 2024年 14.9 年、-69.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 5.0 分、+400.0 %と大きく増加)

中電前駅30.9 万/㎡(昨年同期比 -38.1 %)

中電前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -38.1%( -19.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 35.8年(昨年 21.7年から +65.0 %増)。平均専有面積は 83.1 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +38.5 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 21.7 年 → 2024年 35.8 年、+65.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.3 分 → 2024年 5.6 分、+31.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 42.9 %)

宇品三丁目駅30.3 万/㎡(昨年同期比 -18.0 %)

宇品三丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -18.0%( -6.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.8年(昨年 21.2年から +49.9 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -7.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.2 分 → 2024年 4.0 分、-36.0 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 21.2 年 → 2024年 31.8 年、+49.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

ウチノカチの安心・安全への取り組み

国土交通省 ウチノカチは、国土交通省 土地鑑定委員会の取引情報提供制度により収集された最新の不動産取引データに基づく相場情報を提供します。
個人情報保護に留意 ウチノカチは、誰もが安心して不動産取引を行えるように、個人情報保護に留意しながら品質の高い不動産価格情報の提供に取り組みます。
情報の信頼性 ウチノカチは、情報の信頼性を高め、ユーザのみなさまに安心して土地相場をお調べいただけるよう、様々な取組みを行なっています。