【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期のJR山陽本線 (瀬戸駅~笠岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +16.3%( +4.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 89 件(1年前(2024年)に比べて -19.8%( -22件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.2年(昨年 22.1年から -12.9 %減)。平均専有面積は 76.1 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から +10.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西川原駅、北長瀬駅、中庄駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新倉敷駅で昨年に比べ +123.2 %、単価は 56.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(新倉敷駅、西川原駅)は +103.0 %(単価 +22.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(庭瀬駅、倉敷駅)は -5.6 %(単価 -1.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 22.1 年 → 2025年 19.2 年、-12.9 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 % → 2025年 12.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 % → 2025年 3.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新倉敷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +123.2%( +31.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +9.2%( +1.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瀬戸駅 | - | - | - |
| 東岡山駅 | - | 11.5万/㎡ (32.3年/65.0㎡) | 15.5万/㎡ (28.3年/55.0㎡) |
| 高島駅 | 18.7万/㎡ (27.9年/71.7㎡) | 17.1万/㎡ (28.3年/70.0㎡) | 19.1万/㎡ (30.6年/71.7㎡) |
| 西川原駅 | 29.5万/㎡ (22.1年/85.7㎡) | 16.1万/㎡ (36.3年/75.0㎡) | 12.7万/㎡ (42.3年/72.5㎡) |
| 岡山駅 | 36.6万/㎡ (20.5年/76.8㎡) | 31.0万/㎡ (22.6年/70.1㎡) | 34.5万/㎡ (19.3年/70.9㎡) |
| 北長瀬駅 | 36.9万/㎡ (10.3年/78.0㎡) | 28.7万/㎡ (18.9年/80.0㎡) | 39.0万/㎡ (9.1年/77.5㎡) |
| 庭瀬駅 | 30.6万/㎡ (16.9年/75.0㎡) | 33.3万/㎡ (8.3年/75.0㎡) | 12.6万/㎡ (28.3年/70.0㎡) |
| 中庄駅 | 32.1万/㎡ (19.8年/53.3㎡) | 24.5万/㎡ (20.8年/50.0㎡) | 22.9万/㎡ (25.8年/49.3㎡) |
| 倉敷駅 | 30.8万/㎡ (18.5年/78.1㎡) | 31.8万/㎡ (19.5年/64.1㎡) | 31.7万/㎡ (18.7年/77.4㎡) |
| 西阿知駅 | - | - | - |
| 新倉敷駅 | 56.4万/㎡ (1.3年/82.5㎡) | 25.3万/㎡ (17.3年/95.0㎡) | 28.0万/㎡ (15.3年/75.0㎡) |
| 笠岡駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新倉敷駅 56.4 万/㎡(昨年同期比 +123.2 %)
新倉敷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +123.2%( +31.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.3年(昨年 17.3年から -92.7 %減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -13.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.3 年 → 2025年 1.3 年、-92.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 3.0 分 → 2025年 3.5 分、+16.7 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
西川原駅 29.5 万/㎡(昨年同期比 +82.8 %)
西川原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +82.8%( +13.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて +40.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 36.3年から -39.0 %減)。平均専有面積は 85.7 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +14.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.3 年 → 2025年 22.1 年、-39.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 42.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 14.3 %)
庭瀬駅 30.6 万/㎡(昨年同期比 -8.3 %)
庭瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.3%( -2.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 8.3年から +104.2 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 8.3 年 → 2025年 16.9 年、+104.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 13.2 分、+46.7 %と大きく増加)
倉敷駅 30.8 万/㎡(昨年同期比 -2.9 %)
倉敷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -2.9%( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 16 件(1年前(2024年)に比べて -5.9%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 19.5年から -5.4 %減)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 64.1 ㎡から +21.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 13.1 分 → 2025年 10.9 分、-16.3 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.5 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.2 % → 2025年 43.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示