
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR中央本線 (塩山駅~小淵沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -25.5%( -6.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -10.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 25.8年から +17.5 %増)。平均専有面積は 61.1 ㎡ (昨年 56.2 ㎡から +8.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。石和温泉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは竜王駅で昨年に比べ +126.1 %、単価は 17.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(竜王駅)は +126.1 %(単価 +9.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(酒折駅)は -28.0 %(単価 -2.8 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.8 年 → 2025年 30.3 年、+17.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 69.6 % → 2025年 81.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甲府駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -19.4%( -6.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -45.0%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒折駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -28.0%( -2.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR中央本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
塩山駅 | - | - | - |
春日居町駅 | - | 10.2万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | 11.3万/㎡ (31.0年/62.5㎡) |
石和温泉駅 | 13.2万/㎡ (34.0年/58.9㎡) | 9.8万/㎡ (31.5年/56.7㎡) | 12.5万/㎡ (31.0年/60.6㎡) |
酒折駅 | 7.2万/㎡ (35.0年/25.0㎡) | 10.0万/㎡ (32.0年/20.0㎡) | 10.2万/㎡ (30.5年/52.5㎡) |
甲府駅 | 26.1万/㎡ (25.2年/69.1㎡) | 32.4万/㎡ (22.9年/58.8㎡) | 38.2万/㎡ (17.9年/72.3㎡) |
竜王駅 | 17.5万/㎡ (0年/40.0㎡) | 7.7万/㎡ (31.0年/41.7㎡) | - |
小淵沢駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
竜王駅 17.5 万/㎡(昨年同期比 +126.1 %)
竜王駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +126.1%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から -4.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.0 分 → 2025年 10.0 分、-52.4 %と大きく減少)
酒折駅 7.2 万/㎡(昨年同期比 -28.0 %)
酒折駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -28.0%( -2.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 32.0年から +9.4 %増)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +25.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示