【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR宇部線 (新山口駅～宇部駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +10.8％( +2.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2024年)に比べて -72.1％( -62件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.2年(昨年 20.8年から -17.5 ％減)。平均専有面積は 77.9 ㎡ (昨年 73.4 ㎡から +6.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。新山口駅、東新川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東新川駅で昨年に比べ +54.4 ％、単価は 25.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(東新川駅、新山口駅)は +37.5 ％(単価 +7.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(琴芝駅、岩鼻駅)は -28.8 ％(単価 -6.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 20.8 年 → 2025年 17.2 年、-17.5 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.3 ％ → 2025年 8.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 46.5 ％ → 2025年 41.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.8 分 → 2025年 10.5 分、+34.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.0 ％ → 2025年 29.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +20.7％( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -72.5％( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった居能駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -9.8％( -0.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR宇部線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新山口駅 | 29.2万/㎡ (13.1年/72.3㎡) | 24.2万/㎡ (18.5年/75.6㎡) | 23.8万/㎡ (14.5年/76.8㎡) |
| 宇部岬駅 | - | 9.9万/㎡ (34.3年/80.0㎡) | 10.0万/㎡ (33.5年/80.0㎡) |
| 東新川駅 | 25.6万/㎡ (15.8年/78.3㎡) | 16.6万/㎡ (27.4年/58.1㎡) | 18.8万/㎡ (20.9年/71.4㎡) |
| 琴芝駅 | 14.6万/㎡ (28.2年/77.5㎡) | 22.6万/㎡ (17.7年/75.8㎡) | 31.8万/㎡ (13.9年/71.5㎡) |
| 宇部新川駅 | 28.2万/㎡ (11.6年/87.5㎡) | 23.5万/㎡ (22.0年/78.2㎡) | 21.8万/㎡ (25.5年/52.8㎡) |
| 居能駅 | 6.4万/㎡ (34.0年/90.0㎡) | 7.1万/㎡ (33.0年/70.0㎡) | 6.1万/㎡ (32.6年/78.8㎡) |
| 岩鼻駅 | 18.0万/㎡ (21.0年/100㎡) | 23.1万/㎡ (8.8年/65.0㎡) | 32.8万/㎡ (8.1年/78.3㎡) |
| 宇部駅 | 24.4万/㎡ (15.1年/82.5㎡) | 28.0万/㎡ (8.5年/75.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東新川駅 25.6 万/㎡(昨年同期比 +54.4 ％)
東新川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +54.4％( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -76.9％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 27.4年から -42.6 ％減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 58.1 ㎡から +34.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.4 年 → 2025年 15.8 年、-42.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 69.2 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.9 分 → 2025年 7.3 分、+23.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
新山口駅 29.2 万/㎡(昨年同期比 +20.7 ％)
新山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +20.7％( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -72.5％( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.1年(昨年 18.5年から -29.5 ％減)。平均専有面積は 72.3 ㎡ (昨年 75.6 ㎡から -4.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 18.5 年 → 2025年 13.1 年、-29.5 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 ％ → 2025年 9.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 8.2 分 → 2025年 9.6 分、+17.9 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 27.5 ％ → 2025年 27.3 ％)
琴芝駅 14.6 万/㎡(昨年同期比 -35.6 ％)
琴芝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -35.6％( -8.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -69.2％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 17.7年から +59.0 ％増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 75.8 ㎡から +2.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.8 分 → 2025年 5.2 分、-32.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 46.2 ％ → 2025年 75.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.7 年 → 2025年 28.2 年、+59.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 100.0 ％)
岩鼻駅 18.0 万/㎡(昨年同期比 -22.0 ％)
岩鼻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -22.0％( -5.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.0年(昨年 8.8年から +139.9 ％増)。平均専有面積は 100.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +53.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 8.8 年 → 2025年 21.0 年、+139.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示