この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +2.8%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2024年)に比べて -53.3%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 28.6年から +7.6 %増)。平均専有面積は 78.9 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から +3.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。
上位 1 駅(南富山駅)は +2.4 %(単価 +0.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(不二越駅)は -47.4 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.3 % → 2025年 21.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 14.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +2.4%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -45.0%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった不二越駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -47.4%( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 富山地方鉄道不二越線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 稲荷町駅 | - | 13.9万/㎡ (38.0年/67.5㎡) | 22.4万/㎡ (26.0年/85.0㎡) |
| 栄町駅 | - | 18.2万/㎡ (27.3年/110㎡) | 17.9万/㎡ (26.0年/140㎡) |
| 不二越駅 | 8.0万/㎡ (30.3年/65.0㎡) | 15.2万/㎡ (33.7年/75.0㎡) | 21.6万/㎡ (22.3年/78.3㎡) |
| 大泉駅 | 16.4万/㎡ (27.0年/112㎡) | 16.3万/㎡ (29.7年/90.0㎡) | 25.1万/㎡ (22.1年/78.8㎡) |
| 南富山駅 | 21.4万/㎡ (31.5年/74.1㎡) | 20.9万/㎡ (27.0年/72.0㎡) | 22.1万/㎡ (24.3年/75.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 21.4 万/㎡(昨年同期比 +2.4 %)
南富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +2.4%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -45.0%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 27.0年から +16.9 %増)。平均専有面積は 74.1 ㎡ (昨年 72.0 ㎡から +2.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 13.3 分 → 2025年 11.5 分、-14.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 27.0 年 → 2025年 31.5 年、+16.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 70.0 % → 2025年 72.7 %)
不二越駅 8.0 万/㎡(昨年同期比 -47.4 %)
不二越駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -47.4%( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 33.7年から -10.0 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -13.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 33.7 年 → 2025年 30.3 年、-10.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 17.0 分、+70.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示