この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のあいの風とやま鉄道線 (富山駅~高岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -16.4%( -5.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -82.7%( -62件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 17.5年から +24.0 %増)。平均専有面積は 74.6 ㎡ (昨年 72.7 ㎡から +2.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高岡駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高岡駅で昨年に比べ +11.4 %、単価は 27.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高岡駅)は +11.4 %(単価 +2.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(富山駅)は -23.1 %(単価 -8.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 14.6 分 → 2025年 13.0 分、-10.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.4 % → 2025年 41.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.5 年 → 2025年 21.7 年、+24.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 53.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -23.1%( -8.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +11.4%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -81.0%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
あいの風とやま鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
富山駅 | 29.5万/㎡ (21.0年/75.6㎡) | 38.4万/㎡ (15.7年/72.5㎡) | 30.9万/㎡ (19.5年/68.7㎡) |
高岡駅 | 27.3万/㎡ (23.3年/72.5㎡) | 24.5万/㎡ (22.1年/73.1㎡) | 21.7万/㎡ (21.5年/79.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高岡駅 27.3 万/㎡(昨年同期比 +11.4 %)
高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +11.4%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -81.0%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 22.1年から +5.3 %増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から -0.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 25.0 %)
富山駅 29.5 万/㎡(昨年同期比 -23.1 %)
富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -23.1%( -8.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 15.7年から +33.7 %増)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +4.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 14.6 分 → 2025年 12.6 分、-13.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.8 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 15.7 年 → 2025年 21.0 年、+33.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.2 % → 2025年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示