この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のあいの風とやま鉄道線 (富山駅~高岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -13.0%( -4.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -31.6%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 17.8年から +22.3 %増)。平均専有面積は 74.6 ㎡ (昨年 73.4 ㎡から +1.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。高岡駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは富山駅で昨年に比べ -17.8 %、単価は 29.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高岡駅)は -3.9 %(単価 -1.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(富山駅)は -17.8 %(単価 -6.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 38.9 % → 2025年 41.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.8 年 → 2025年 21.7 年、+22.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.1 % → 2025年 53.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -17.8%( -6.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -3.9%( -1.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
あいの風とやま鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
富山駅 | 29.5万/㎡ (21.0年/75.6㎡) | 35.9万/㎡ (17.3年/76.7㎡) | 27.7万/㎡ (19.3年/82.5㎡) |
高岡駅 | 27.3万/㎡ (23.3年/72.5㎡) | 28.4万/㎡ (18.4年/67.9㎡) | 22.9万/㎡ (18.3年/81.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高岡駅 27.3 万/㎡(昨年同期比 -3.9 %)
高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -3.9%( -1.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 18.4年から +26.2 %増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から +6.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 18.4 年 → 2025年 23.3 年、+26.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 12.0 分 → 2025年 13.8 分、+14.6 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 % → 2025年 25.0 %)
富山駅 29.5 万/㎡(昨年同期比 -17.8 %)
富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -17.8%( -6.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 17.3年から +21.1 %増)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -1.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.3 年 → 2025年 21.0 年、+21.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.7 % → 2025年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示